“100年に1人の逸材”と言われるシプリアン・アルロー
コラム | 2023年4月7日 | ワインソムリエ吉間
“100年に1人の逸材”と言われるシプリアン・アルロー氏。
モレ・サン・ドニ最高峰との呼び声は、村内での噂を超えて、もはやコート・ドール中の定説となったのが、
ドメーヌ・アルローです。
そんなシプリアン・アルローが、起ち上げた“特別な”ネゴシアンスタイルをご紹介したいと思います。
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コラム | 2023年4月7日 | ワインソムリエ吉間
“100年に1人の逸材”と言われるシプリアン・アルロー氏。
モレ・サン・ドニ最高峰との呼び声は、村内での噂を超えて、もはやコート・ドール中の定説となったのが、
ドメーヌ・アルローです。
そんなシプリアン・アルローが、起ち上げた“特別な”ネゴシアンスタイルをご紹介したいと思います。
創業は1942年。第二次世界大戦中、ローヌ地方アルデッシュ出身のジョゼフ・アルローが、ブルゴーニュ出身のルネ・アミオと結婚し、ルネの両親が所有していた畑を受け継ぎ、1949年にドメーヌを興したことが始まりです。
1966年にニュイ・サン・ジョルジュにあった、塩の倉庫であった建物を買取りワインセラーにします。
’88年に息子のエルヴェ氏が2代目を継承し、徐々に良い畑を買い足していきます。
’97年に3代目となるシプリアン氏が運営が移ってから頭角を現していきます。
’98年には、リュット・レゾネへ移行。
2003年にクロード・デユガやロベール・アルヌーで修行した弟ロマンが参画。
さらに翌年に、馬の調教訓練士だあり、馬による耕作の研修を経た妹ベルティーユもドメーヌに加わりビオディナミへと移行します。
著名生産者がひしめくモレ・サン・ドニ村で、たった15年足らずでトップ生産者の仲間入りしたドメーヌ・アルロー。
そのシプリアン氏が、2012年に偉大なる歴史や文化を次世代に残していく為、【グローワー達との共同作品】として、ネゴシアンスタイルで起ち上げたのが【エ・アルロー】です。
ネゴシアンには種類があります。
ブローカー | ワインを買って左右に売りさばくスタイル。 |
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ネゴシアン・エルヴール | 発酵を終えたワインを買い、自ら樽熟成させるスタイル。 |
ネゴシアン・ヴィニフィカトウール | ブドウやマストを買って、自ら発酵・醸造も行う品質重視型スタイル。 |
ネゴシアン・ヴィティクルチュール | 自ら農家と共に畑で一緒に汗して栽培を行うスタイルです。 |
シプリアン氏が選んだのは、
“ネゴシアン・ヴィティクルチュール”
自ら農家と共に畑で一緒に汗して栽培を行うスタイルです。
今までに無かった農家協業型であり、ドメーヌ同様に何百年に亘り、偉大な畑を守り続けてきたグローワーと、多様なテロワールをシプリアン氏1人の作品ではなく、共同作品として造り上げるスタイルです。
その土地を守り続けた農家との共同作品のため、全てのワインが絶好の区画から生まれます。
ACブルゴーニュOka(オカ)は、モレ・サン・ドニとシャンボール・ミュジニー村内の区画のみで贅沢に造られます。
オート・コート・ド・ニュイも、樹齢60年、ロマネ・コンティの斜面上のこれ以上ないという最上区画。
ニュイ・サン・ジョルジュやヴォーヌ・ロマネなどの格付けワインも全て最上区画で造らています。
2012年からネゴシアン・ヴィニフィカトウールとして活動したエ・アルローのプロジェクト。
いよいよ円熟してきたことを受け、自らの名前をラベルに記載します。
その品質を保証する【シプリアン・アルロー】として2019年ヴィンテージから生まれ変わりました。
ラベルも一新しますが、スタイルはドメーヌと変わらない王道「グラン・ヴァンスタイル」を追求したワインです。
年々、そのドメーヌと変わらない品質とこだわりで人気が出ており入荷数も減ってきています。
最新2020年ヴィンテージも数量限定ですが、入荷しました。
是非、こだわりと新しいスタイルのワインをお試しください。
シプリアン・アルロー(エ・アルロー)一覧はこちら