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ブルゴーニュで、もっともエレガントなナイスガイ “ジョルジュ・ルーミエ”をご紹介。

ブルゴーニュで、もっともエレガントなナイスガイ“ジョルジュ・ルーミエ”をご紹介。

コラム | 2023年7月7日 | ワインソムリエ吉間

クリマ1周年
フランスではお祭りになる祝日パリ祭にあたる7月14日でブルゴーニュワイン専門店クリマが1周年を迎えます。
ブルゴーニュワインの魅力などを発信できればと思い、始めたコラムも49回目になりました。
少しずつですが、今後も続けていきますので、宜しくお願いいたします。
ジョルジュ・ルーミエをご紹介したいと思います。

ジョルジュ・ルーミエとは。

ブルゴーニュワインラヴァーにとって、喉から手が出るほど飲みたい生産者のひとり。
そんなジョルジュ・ルーミエですが、歴史はまだまだ浅く、現当主のクリストフの祖父ジョルジュが1924年の結婚の際に、 花嫁の実家からもたらされた3つの畑からスタートさせます。

初代ジョルジュ・ルーミエは1945年から元詰めをはじめ、1957年に息子ジャン・マリが引き継ぎます。
ジョルジュも1962年まで手伝っていましたが、それ以降は低迷してきます。
孫にあたる現当主クリストフがディジョン大学を卒業後ドメーヌに加わり、1992年に完全に任され瞬く間にトップドメーヌのひとつになります。

栽培と醸造

収穫は全て手摘みで行われ、2003年に選果台を導入、畑と醸造所とで2度行います。
発酵桶は1998年までは木製開放桶で、その後はステンレスとセメントタンクを併用、2009年以降は100%ステンレスタンクでの発酵に変わっています。
通常、除梗率は75%ですが、暑い年などは、変更しワインにフレッシュ感を与えます。
樽に移して1年後に一度澱引きし、合計で16ヶ月の樽熟成を行います。

新樽率はアペラシオンごとに違いますが、村名で15~25%、1級で25~40%で、ボンヌ・マールでも50%以下で16ヵ月ほど熟成させます。
白ワイン以外はコラージュ、フィルター共に行いません。
現在、ドメーヌでは約12haの畑を所有しています。ミュジニーで最も標高の高い区画で造るワインは年間たった450本のみ。
村名クラスのシャンボール・ミュジニーは、村名の様々なクリマのアッサンブラージュですが、1級レ・プラントとフュエも混ぜられている為、 クラス以上のブドウで造られます。
逆に村名クラスのブドウから一部ブルゴーニュ・ルージュとして使われるため、どのクラスも並外れたレベルのワインが出来上がっています。
シャンボール・ミュジニーのエレガントさを感じるには、間違いなくルーミエのワインを味わってもらうのが一番です。

顔写真

シニアソムリエ 吉間 崇行

JSA認定シニアソムリエ
HRS認定1級レストランサービス技能士
HRSテーブルマナー認定講師(西洋)
元ホテル阪急インターナショナル スペシャリティレストラン 「マルメゾン」マネージャー
2016年に地元神戸にてレストラン エスピスをオープン。マネージャー兼ソムリエとして勤務。現在に至る。