メゾン・ジョゼフ・ドルーアン 地下テイスティングルームへ潜入レポート。
コラム | 2023年12月15日 | ソムリエ吉間
ジョゼフ・ドルーアンのインポーターでもある三国ワイン様のお声がけで、9月末に弊社スタッフが現地を訪問してきました。
フランス滞在経験のあるスタッフだけに、しっかりコミュニケーションが取れ、充実した時間だったようです。
今回は、すごく長いレポートから一部、地下カーヴとテイスティングルームの話を抜粋し、2回に分けてご紹介したいと思います。
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コラム | 2023年12月15日 | ソムリエ吉間
ジョゼフ・ドルーアンのインポーターでもある三国ワイン様のお声がけで、9月末に弊社スタッフが現地を訪問してきました。
フランス滞在経験のあるスタッフだけに、しっかりコミュニケーションが取れ、充実した時間だったようです。
今回は、すごく長いレポートから一部、地下カーヴとテイスティングルームの話を抜粋し、2回に分けてご紹介したいと思います。
ドルーアンのカーヴ見学からテイスティングルームへと移動。
元々は教会の修道士が使っていた建物で、部屋の奥には巨大な木製の圧搾機が展示されていました。
この建物をドルーアン家が購入した際に、昔の人々が使用していたこの古い装置がそのまま放置されていたそう。
ドルーアンでもこの圧搾機を稼働させた事があり、メゾンの節目に合わせて実際にブドウを圧搾、その時の写真も飾られていました。
メゾン・ジョゼフ・ドルーアンのスタイルを表す時に用いられる言葉が、「エレガンスとバランス」。テイスティングを通して、その2つが一貫している事を体感しました。
加えて透明感があり、フィネスを感じるワインばかりでした。
テイスティングは白、赤共に6種類。うち1種類は、1987年にオレゴンに設立したドメーヌ・ドルーアン オレゴンのキュヴェを含みます。
当時まだワイン産地としては無名に近かったオレゴンのポテンシャルにいち早く気付き、他のブルゴーニュ生産者に先駆けてワイナリーを立ち上げたのが、ドルーアン家でした。
また、どちらかと言うと白ワインにスポットが当たりがちなドルーアンですが、赤ワインの素晴らしさに改めて気付かされました。
それぞれのテロワールを表現しながら、すべてのキュヴェに共通するフラワリーなアロマ。
品の良さが軽やかに伝わりつつも、味わいは奥深い部分で調和しているイメージです。
醸造責任者ヴェロニク・ドルーアンさんのこだわり、センスの良さを映し出すような磨き上げられた洗練さ。
しなやかで、気品のあるブルゴーニュワインをお探しの方に、是非味わっていただきたいです。
日本に戻ってからも、ドルーアンのワインの香り高いアロマ、透明感のある味わいが、ボーヌの美しい街並み、太陽の光を受けるコート・ドールの丘を思い起こさせます。
ブルゴーニュの伝統とモダンを感じられるメゾン・ジョゼフ・ドルーアンをお楽しみください。