フランス現地からブルゴーニュのお便り“理想のブドウを!芽吹きに向けて、3月のヴォーヌ・ロマネの畑作業”
コラム | 2025年3月15日 | ソムリエール長谷川
ブルゴーニュ3月の畑から。
こんにちは!
ブルゴーニュからお便りです。
2025年3月。
いつもなら、まだ朝夜は冬の寒さを感じる季節ですが、今年はもうすでに15度くらいまで気温も上がる日が続き、
春の香りがそこまでやってきています。
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コラム | 2025年3月15日 | ソムリエール長谷川
ブルゴーニュ3月の畑から。
こんにちは!
ブルゴーニュからお便りです。
2025年3月。
いつもなら、まだ朝夜は冬の寒さを感じる季節ですが、今年はもうすでに15度くらいまで気温も上がる日が続き、
春の香りがそこまでやってきています。
快晴!! DRC (ドメーヌドラロマネコンティ)の畑では剪定された枝を集めている人たちが働いています。
ここはロマネコンティ畑。
女性がひとりで丁寧に剪定されて引っかかっている枝を綺麗にまとめています。
こちらは同じくDRCのロマネサンヴィヴァン畑。ここでは10人くらいの男性が枝を運んでいます。
それもそのはず。実はこの畑は全部で9.5ヘクタール。
そのうちの半数以上の5.3ヘクタールをDRCは所有しています。大仕事ですね。
実はボーヌロマネの畑はびっくりするくらい細分化されていて、グランクリュは0.01ヘクタール単位で分割されています。
これは↓エシェゾー畑の地図ですが、約38ヘクタールの畑を60近くの造り手が個々に所有しています。
1番小さいところで0.11ヘクタール。
感覚だととても小さそうですが、意外とワイン生産本数は550~600本ほどです。
畑の価格は年々高騰し、その結果相続税が払えず、売却するしかなくなってしまったり、
今後もまだまだ世代交代や相続でさらに細分化されていくのか、それもブルゴーニュでの問題のひとつになっています。
でもそんな心配はよそに、呑気にひょっこり顔を出した羊たち。
ここはコントリジェべレールの畑↓↓↓
以前よりも畑で羊の姿を見かけるようになりました。羊たちは草刈りのプロフェッショナルなんです。
そして、その排泄物は畑の肥料となり、羊たちが畑を歩き回ることで、土の微生物が活発になりフカフカの土になっていくそうです。
ひつじも美味しいぶどうとワイン造りのお手伝い。