ブルゴーニュワインのMonopole/モノポールとは?基礎知識をわかりやすく解説
コラム | 2023年5月12日 | ワインソムリエ吉間
‘’モノポール‘’このワードはワインがお好きな方であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
とくにブルゴーニュ地方のワインにおいてよく登場します。
聞いたことはあるけどよくわからない。という方も多いかもしれません。
今回はブルゴーニュにおいて重要な意味をもつ‘’モノポール‘’について少しご紹介します。
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コラム | 2023年5月12日 | ワインソムリエ吉間
‘’モノポール‘’このワードはワインがお好きな方であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
とくにブルゴーニュ地方のワインにおいてよく登場します。
聞いたことはあるけどよくわからない。という方も多いかもしれません。
今回はブルゴーニュにおいて重要な意味をもつ‘’モノポール‘’について少しご紹介します。
モノポール(Monopole)はもともと単独という意味のフランス語。
ワインにおいては独占所有の畑、つまり特定の一つの畑を一つの生産者が所有することを意味しています。
Clos(クロ)と呼ばれる、石垣や壁で囲まれた区画などが多く、モノポールのワインもワイン名にクロと書かれる事が多くあります。
ブルゴーニュでは、畑の概念が強くワイン格付けはぶどう畑を対象としているほどで、気候や土壌、斜面の向きの違いによって明確にわけられた区画が存在しています。
それを、サイト名の由来ともなった「クリマ」と言います。
その発端となったのが、フランス革命で制定された民法‘’ナポレオン法典‘’です。
15世紀頃は、ブドウ畑は貴族が所有しており、ロマネ・コンティの畑も、コンティ公ルイ・フランソワ1世が所有していました。
革命後に、このナポレオン法典によって長子単独相続から均等相続になり、ぶどう畑が細かく分けられ、それと同時に家族経営の小規模生産者がどんどん増えていきました。
そのため、一つの畑に対していくつもの生産者によって所有されるのが普通となっていったのです。
それは今でも続いており、それ故に一つの畑を一つの生産者が所有するということは非常に珍しいことなのです。
造り手の熱い情熱が一心につまった希少な畑といえそうですね。
[生産者] | [ワイン名] |
---|---|
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ | ロマネ・コンティ |
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ | ラ・ターシュ |
ミッシェル・グロ | ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ クロ・デ・レア |
モメサン | クロ・ド・タール |
コント・ラフォン | ムルソー クロ・ド・ラ・バール |
などなど。
有名なモンポールはなかなか販売出来ませんが、数少ないモノポールワインもご用意しております。
ぜひ、代わりのない唯一のワインをお楽しみください。