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レストランにおけるブルゴーニュワインとは

レストランにおけるブルゴーニュワインとは

コラム | 2022年12月16日 | ワインソムリエ吉間

日本に一番多く輸入されるフランスワイン。
その中でもよりコアなワインラヴァーが多いのがブルゴーニュワインです。
そのブルゴーニュワインはレストランではどのようなワインなんでしょうか。
22年間レストランで働いてきたので、その立ち位置など個人的な思いなども入れて書きたいと思います。

ホテル時代 王道のフランス料理 鯛のポワレ

“ホテル時代のフランスワイン”

まず、ワインを勉強する上で必ず触れるのがフランスワイン。
その中でもボルドー地方とブルゴーニュ地方は、私はしっかり勉強させられた、、勉強した記憶があります。
ブルゴーニュワインはカフェ・レストランの時は、やはり高額な為あまり扱えませんでした。
南フランスのワインを多用し、厚みのある味わいのワインを重宝していました。

クラシックなフランス料理勤務時は、ほぼ毎日抜栓していた記憶があります。
牛肉のメイン時は流石にボルドー・ワインが多かったですが、鶏肉、鴨や小鳩などの野鳥類にはやはりブルゴーニュの赤ワインがよく出ました。
前後の料理(魚料理、チーズ)にはブルゴーニュの白ワインがやはり人気がありグラスワインとして数種類は用意していました。

意外と中国料理担当の時は、熟成したブルゴーニュの赤ワインが料理によく逢い、時代の背景もありボトルでよく販売していました。
熟成したこなれたタンニンとほんのり残るスパイスと酸味が、醤(ジャン)発酵食材の複雑さと相性がよくお客様もご満足して頂いていました。

エスピス ブリ大根

“神戸エスピスでのフランスワイン”

モダンなフランス料理、アレンジの入った料理のレストラン時は、様々な国のワインを扱っていました。
料理に逢わせたペアリングも行っていましたが、やはりブルゴーニュの白ワインは合わせやすかったです。
ブルゴーニュの赤ワインはワインラヴァーのお客様や年齢層の高めの方には好評でしたが、
若いカップルやあまりワインを飲まれていない方々には、酸味がお苦手なのか、自然派や日本のワインなどを使っていました。

ただ、やはりシャブリは安定感があります。夏場はお客様もイメージしやすいようでしたが、今のシャブリは寒い時期などでも厚みのあるシャブリは面白く、料理と合わせて使っていました。
ブリしゃぶにはシャブリみたいな・・実際にやってました。
シャルドネ種はやはりお客様には分かりやすく、イメージしやすい品種のようです。
私は、豚肉や鶏肉など煮込みやしっかりした味付けには、ラドワの白ワインを逢わせていました。
厚みのある、たくましいシャルドネならお肉にもOKです。

エスピス 鴨と森

“レストランとブルゴーニュワイン”

料理ジャンル、食材を問わず、やはりブルゴーニュ・ワインは重宝でき、気軽なワイン、ここぞという時のシチュエーションでも対応できるワインです。
ただ、ブルゴーニュ・ワインと言っても山ほどあります。
レストランで、その料理にあったワインチョイスはぜひ、ソムリエに聞いてみてくださいね。
シェフの料理を知っているからこそ出来るチョイスを楽しんで下さい。

顔写真

シニアソムリエ 吉間 崇行

JSA認定シニアソムリエ
HRS認定1級レストランサービス技能士
HRSテーブルマナー認定講師(西洋)
元ホテル阪急インターナショナル スペシャリティレストラン 「マルメゾン」マネージャー
2016年に地元神戸にてレストラン エスピスをオープン。マネージャー兼ソムリエとして勤務。現在に至る。