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ブルゴーニュの現状 ヴァンパッション・セミナー編②

ブルゴーニュの現状 ヴァンパッション・セミナー編②

コラム | 2023年2月17日 | ワインソムリエ吉間

「造り手の個性」「テロワールの個性」が表現されたファインワインを厳選。
「現地の味わいそのままに」最高の状態でお届けするインポーターである株式会社ヴァンパッシオン。
ブルゴーニュの現状 なぜワインの価格が高騰しているのか。
おすすめのワインと合わせてご紹介します。

“高騰”

物価が高騰する時代ですが、ブルゴーニュワインの現状も同じ問題が起こっています。
特級畑ワインから広域ワインまで、高騰が恒常化しています。
1990年代に比べ2020年頃では、ワインの平均価格が、1.5倍から2倍に上がっています。
広域ワインでは平均価格が、1990年代は2,500円でしたが、現状5,000円台へ。
1級ワインは12,000円だったのが、18,000円台へと値上がりしています。
この原因は3つあげられます。

“高騰の原因”

①ビオワインへの切り替え
 世情にて、自然派が増え、農薬を使わない為、大量生産出来ない。
②土地の高騰
 ブランド企業や他国人による土地の買い漁り=固定資産税がワインの価格高騰へ影響。
 外資や巨大資本による土地の買収で地価が高騰しています。
 ブルゴーニュ特級畑1998年148万/haだったのが、2008年で2倍、2018年625万/haと4.2倍に。
 これは、ボルドー・ポイヤック村の価格の約2.5倍です。
③温暖化
 毎年どこかのエリアで霜や雹による大きな被害が出て、低収量など価格高騰につながっています。
 2019年ヴィンテージが、平均収量の2/3(66%)
 2020年ヴィンテージが2019年の収量の80%まで激減
 2021年ヴィンテージが平均収量の1/2(50%)
 2024年に販売される2021年ワインはどれだけ日本に輸入されるのでしょうか、、、
 価格は過去最高値になる予想だそうです。

“この時代だからこそおすすめブルゴーニュワイン”

私達にとっていいブルゴーニュ話は無いのか・・・
シャルドネは世界中に生産され、ピノ・ノワールも生産地域が増えてますが、 ブルゴーニュワインには、味わいの深みや果実味、酸味とミネラルのバランスは唯一無二のものがあります。
ブルゴーニュも単一品種の中で、様々な味わいがあり、コート・ドールだけがブルゴーニュワインではありません。
広域ワインでも、有名生産者が手掛けるワインや、南のコート・シャロネーズ地域では、 プルミエ・クリュでも、コート・ドールの村名ワインと同価格で楽しめます。
希少生産者ワインだけでなく、お手頃でご満足頂けるブルゴーニュワインを ご用意しています。

顔写真

シニアソムリエ 吉間 崇行

JSA認定シニアソムリエ
HRS認定1級レストランサービス技能士
HRSテーブルマナー認定講師(西洋)
元ホテル阪急インターナショナル スペシャリティレストラン 「マルメゾン」マネージャー
2016年に地元神戸にてレストラン エスピスをオープン。マネージャー兼ソムリエとして勤務。現在に至る。