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ブルゴーニュワインって高いのしかないの?

ブルゴーニュ・ワインって高いのしかないの?

コラム | 2022年9月9日 | ワインソムリエ吉間

世界中で造られているワインの中で、フランスワインはやはり高いイメージがあるのではないでしょか。
その中でも、ボルドー・ワインとブルゴーニュ・ワインは確かに高額ワインが多数あり、近年この2つの生産地のワインは価格が高騰しているのが現状です。
ヴィンテージや生産者、ロットナンバー付きの限定ワインには数百万の価格がつくワインもあります。 一度でいいから味わってみたいものですが、、、
しかし、そんな高額ワインばっかりではありません!
デイリーに、ちょっとした時に飲めるブルゴーニュ・ワインも多数あります。
ぶどう品種は数百万円でもお手頃なワインでも同じ品種ピノ・ノワール種かシャルドネ種です。
コストパフォーマンス抜群のお宝ワインはあります!

コスパのいいブルゴーニュワインとは?

まず、高額なワインを造っている生産者の多くが、小規模な造り手で、より手塩に掛けて造るワインは、本当に数量が少ないのが現状です。
若木や、村名を外して造るワインは値段も下がりお買い得です。ただ、生産者のカリスマ性にて通常の値段よりどうしても高くなります。
逆に、大手のメゾンが造るワインは生産量も多く、
グラン・クリュやプルミエ・クリュのようなクラスを外せば、価格帯もお手頃価格のものがあります。
ブルゴーニュの生産者は、家族経営など少規模が多く、メディアなどを気にしない、評価を求めないような生産者もいて、
メジャーでない生産者のワインは比較的値段も高騰してないことがあります。

注目の村ありマス。

近年注目されている、コート・ドールの中で一番北にあるマルサネや南のコート・ド・ボーヌの中のサントネイ村の赤ワインなどは、
まだ価格帯もお手頃なワインもあります。
さらに、より南の地域にあるコート・シャロネーズ地区のメルキュレ村の赤ワインは柔らかく親しみやすいワインで、
マコネ地区のプイィ・フュイッセ村の白ワインは肉付きがよくしっかりした白ワインもお薦めです。

お好みのブルゴーニュワインを!

ここ10年で、日本に輸入されるワインの種類は増え、様々な国のワインも入ってきており、
お手頃価格のワインも本当に増えました。
温暖化の影響でワイン生産地が増え、生産技術の向上でワイン自体のクオリティも上がっています。
その中で、歴史あるブルゴーニュの産地で、伝統を守りながらワインを造る生産者にも
満足して頂ける1本が見つかるはずです。
近年の異常気象で、ワインが出来ないこともあります。
生産者(ぶどう農家さん)の手塩にかけたぶどう(ワイン)をゆっくり楽しみたいものです。

顔写真

シニアソムリエ 吉間 崇行

JSA認定シニアソムリエ
HRS認定1級レストランサービス技能士
HRSテーブルマナー認定講師(西洋)
元ホテル阪急インターナショナル スペシャリティレストラン 「マルメゾン」マネージャー
2016年に地元神戸にてレストラン エスピスをオープン。マネージャー兼ソムリエとして勤務。現在に至る。