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ブルゴーニュ郷土料理“ウフ・アン・ムーレット”

ブルゴーニュ郷土料理“ウフ・アン・ムーレット”

コラム | 2023年10月20日 | ソムリエール長谷川

ウフ・アン・ムーレット大会
こんにちは!
今日は、グラン・クリュの中にあるシャトー“クロ・ド・ヴージョ”で開催された大会に行ってきました。

ウフ・アン・ムーレットとは、赤ワインソースで作るポーチドエッグのことで、ここブルゴーニュの郷土料理でもあります。
私も大好きな、地元のビストロや家庭で人気のメニューです。

小規模なイベントですが、名高いシャトーで行われる大会は雰囲気があり、 半数は地元ブルゴーニュのレストランシェフが参加。
他はパリや、アメリカからのシェフも。
そして審査員にはミシュラン三つ星レストラン 「Lameloise ラムロワーズ」のエリック・プラシェフの姿があります。

会場内は賑わい、美味しそうな香りと活気に包まれ、 14人の参加者が順番に、まずはプレゼンテーション用を一皿完成させます。
あとは審査員15人?もっと?の人数分を完成させ、隣へと運ばれていきます。

この15人分の人数のポーチドエッグを全て同じ状態に仕上げなければいけないので、時間が勝負。

そんな一分一秒の世界に圧倒され、料理の写真が撮れず。。。
よかった。ちゃんとテレビに映してくれていました。

緊迫した雰囲気ではなく、とても和やかで楽しそうな審査員たち。
それにしても、卵は1日2個まで!と言われているが、審査員は一体何個食べるのか!?
なんて心配しているのは私だけでしょう。

そんな私のお腹は限界で、コンテストをしばし離れ、お食事処へ!
シャトーの二階では、まさにクラシカルなウフ・アン・ムーレットをいただくことができます。

窓から紅葉したぶどう畑を眺めながら、ワインと共にいただくなんて、至福の時間。
とてもシンプルな料理、でも長く長く愛され、家庭でも引き継がれている。

ブルゴーニュの民謡音楽と共に。

実は2019年から始まったばかりの新しい大会なのです。
何十年と続き、もっと世界的な大会へとなっていくのでは!?

顔写真

ソムリエール 長谷川 祥子

JSA認定ソムリエ
2008年 渡仏。
Lyonのワインショップで研修を経て、フランス中央地区のレストランに従事。
2014年 Beauneのワイン醸造学校にて国家資格BPSommelierを取得
2017年 オーナーソムリエとしてリヨンで8席のみの小さなフランス料理レストランをオープン。
Restaurant La Sommeliere (レストラン ラ・ソムリエール )
2019年 ミシュラン一つ星をいただき、現在に至る。
https://www.la-sommeliere.net/