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お家でのワイン保存方法 赤ワインは常温でOK?

お家でのワイン保存方法 赤ワインは常温でOK?

コラム | 2022年9月30日 | ワインソムリエ吉間

ご自宅用でワインを買ってみたはいいが、どこに置いておけば?
冷蔵庫?湿度がいるから押入れ?玄関?など、でお困りの事はないですか。
赤ワインは常温など言われますが、あくまでもフランスでの話で、気候が違う日本では保存するのに常温で難しいと思います。
ちょっとしたことでワインを美味しく、ご自宅で家ワインを楽しむ保存方法について書きたいと思います。

地下セラーにて保存されたジョセフ・ドルーアン / ボーヌ プルミエ・クリュ クロ・デ・ムーシュ1991

長期保存の場合

長期保存:どうしても購入しないといけなかった古いワインや貴重なワイン、
お誕生日や何周年に合わせたヴィンテージワインなどは可能でしたら、ワインセラーをオススメします。
ワインは温度管理が大切ですが、湿度管理、振動が無い状態も大切です。
60~70%の湿度管理が必要と言われても家でこのパーセントは無理ですよね。
ワインは“寝かす”と言いますので、振動の無い、温度・湿度管理が出来るワインセラーはワインがゆっくり熟成できるように寝かせれる箱なのです。

少しの間保存する場合

少しの間保存する場合は、冷蔵庫、可能なら野菜室がベストです。
野菜室は、温度は冷蔵室と同じ2~5℃ですが、野菜が乾燥しないように程よい湿度を保っています。
野菜室に新聞紙などでワインボトルを包み、横に寝かしてコルクが乾かないように入れて下さい。
冷蔵庫を開けるたびにゴロゴロ動くと良くないので、端に置いておくといいのではないでしょうか。
以前、湿度を保つなら、畳の部屋の押入れはどうですか。とのご質問があったのですが、
ワインのコルクは呼吸しています。長期に置くと香りを吸い込みます。
実際、畳の香りが付いたコルク、ワインを嗅いだ事がありますので、
野菜室も香りの強いフルーツなどが入っている場合は注意して下さい。

ワインも人間と同じ?

熟成させることによって、旨味など味わいがよくなるワインがありますが、保存方法が間違えるとワインがダメになることもあります。
ワインは寝てる時も、人間と同じで呼吸しています。
ワイン貯蔵庫にクラシックをかけている生産者もいるほどです。
寝付きが悪いと起きた時、機嫌が悪くなるかもしれませんので優しく扱って下さいね。


※抜栓したワインは?ボトル内の空気を抜くワイン用グッズもありますが、無ければ抜いたコルクにラップを軽く包んでそのままボトルに入れます。
コルクとボトルの隙間をラップが埋めてくれますので、少しでも酸化を防ぎます。
冷蔵庫で立てて保存、冷やしながら、3日ぐらいで飲み切るのがベストかも!?
是非、お試しください。

顔写真

シニアソムリエ 吉間 崇行

JSA認定シニアソムリエ
HRS認定1級レストランサービス技能士
HRSテーブルマナー認定講師(西洋)
元ホテル阪急インターナショナル スペシャリティレストラン 「マルメゾン」マネージャー
2016年に地元神戸にてレストラン エスピスをオープン。マネージャー兼ソムリエとして勤務。現在に至る。