ブルゴーニュワインの特徴 品種と種類
コラム | 2022年7月13日 | ワインソムリエ吉間
ブルゴーニュ・ワインの特徴&魅力はたくさんありますが、今回は2つにしぼりたいと思います。 1つは“単一ぶどう品種”、もう1つが、“幅広い種類”です。
ワインと言えば、やはりフランスワインを思いつく方が多いのではないでしょうか。その中でもボルドー産地と肩を並べる産地が『ブルゴーニュ』です。
ブドウ品種をブレンドしないブルゴーニュの魅力
ブルゴーニュ・ワインでは“単一ぶどう品種”で醸造されますが、世界の多くのワインは、様々なぶどう品種の中から、ぶどうのいいところを出せるように何種類かのぶどうを合わせて使うことが多いです。(ブレンド)
しかし、ブルゴーニュ・ワインでは赤ワインはピノ・ノワール種、白ワインはシャルドネ種のみを使用します。(例外あり)
1つの品種のみを使用することで、ワインを造る生産者の個性、気温や湿度、雨量などヴィンテージ(生産年)の特徴、村や畑の違いが謙虚にワインの味わいとして出ます。畑が違うと土壌もかわり、日当たりや水はけ、風の通り道が違うだけで成長が変わります。収穫の日時も生産者ごとに変わります。
同じぶどう品種、ブルゴーニュ・ワイン、地域も同じなのに、全く同じワイン、同じ味わいが無いのが魅力です。
その中から、好みのワインに巡り会えた時は格別では無いでしょうか。
また、同じ品種であっても軽やかなワインからしっかりしたワインもあり、お手頃な価格、世界のワインラヴァーが欲しがる高額なワインまで幅広いワインがあります。
普段飲みから、記念日利用、コレクションまで、ブルゴーニュ・ワインは皆様のご要望に添えることが
出来る魅力あるワイン産地です。
是非、お好みのワインを見つけて下さい。