マイナス表現はNG
まず、抑えておきたいのは、ワインの表現ではマイナスイメージの言葉を出さない。
もう一つ知っておいてほしいのが、ワインには酸味と渋みがあることです。
感じ方は人それぞれですが、ワインにとって酸は必要不可欠で、長期熟成やワインを安定させる役目があります。
甘口ワインでも酸味はあります。砂糖水は甘すぎて飲めなくても、レモンを絞って入れると飲めますよね。それと同じ感覚です。
果皮が入る赤ワイン(一部の白ワイン)には渋み(タンニン)は付きものです。
一時期注目されたポリフェノールが関係していますが、ワインの色合いやふくよかさ(ボディ)に関係してきます。
マイナスイメージの言葉はNG。酸味と渋みはつきものを抑えておきましょう。
表現①香りはフルーツ
ブルゴーニュ・ワインの表現方法でよく出てくるのは、赤ワインならベリーなどのフルーツです。
甘みを感じるような華やかな香り(ボジョレーのガメイ種)なら、赤いフルーツのジャム(コンポート)、
より華やかな香り(ピノ・ノワール種)なら、いちごやラズベリー、さくらんぼなどがあります。
白ワイン(シャルドネ種)なら、柑橘系フルーツの表現がよくあいます。レモン、ライム、グレープフルーツなどは辛口(ドライ)の白ワインによく出てきます。
ふくよかな味合いや、香ばしい(樽香)などの香りが入ってくると、ベリーの表現から他のフルーツ香に変わります(白桃やパイナップル、青りんごなど)
上級になると、動物臭、樹木、土、スパイス、お菓子、花の香り、コーヒーなどの表現になります。
ホントかな?と思いますが、線香花火やチョークの香り?などもあります。
ワインはぶどうのみで出来ているのに、表現にぶどうは一切出てこないのが、面白いんです。