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ブルゴーニュワインの香りと味わい、ソムリエが教えるシンプルな表現方法

ブルゴーニュワインの味わい、かっこいい表現

コラム | 2022年9月2日 | ワインソムリエ吉間

ワインを飲む時に、なぜかかっこよく飲まないといけない、何か表現(コメント)しなければいけない?
そんな時やイメージがありませんか。
美味しく飲むのにせっかくの機会ですので、一緒に味わう方とワインの話で盛り上がりませんか。
決して難しい表現(コメント)は要らないです。
ただ、ワインの色合いや香りによって使い分ける言葉がありますので、少しだけポイントを書いてみたいと思います。

マイナス表現はNG

まず、抑えておきたいのは、ワインの表現ではマイナスイメージの言葉を出さない。
もう一つ知っておいてほしいのが、ワインには酸味と渋みがあることです。
感じ方は人それぞれですが、ワインにとって酸は必要不可欠で、長期熟成やワインを安定させる役目があります。
甘口ワインでも酸味はあります。砂糖水は甘すぎて飲めなくても、レモンを絞って入れると飲めますよね。それと同じ感覚です。
果皮が入る赤ワイン(一部の白ワイン)には渋み(タンニン)は付きものです。
一時期注目されたポリフェノールが関係していますが、ワインの色合いやふくよかさ(ボディ)に関係してきます。
マイナスイメージの言葉はNG。酸味と渋みはつきものを抑えておきましょう。

表現①香りはフルーツ

ブルゴーニュ・ワインの表現方法でよく出てくるのは、赤ワインならベリーなどのフルーツです。
甘みを感じるような華やかな香り(ボジョレーのガメイ種)なら、赤いフルーツのジャム(コンポート)、
より華やかな香り(ピノ・ノワール種)なら、いちごやラズベリー、さくらんぼなどがあります。
白ワイン(シャルドネ種)なら、柑橘系フルーツの表現がよくあいます。レモン、ライム、グレープフルーツなどは辛口(ドライ)の白ワインによく出てきます。
ふくよかな味合いや、香ばしい(樽香)などの香りが入ってくると、ベリーの表現から他のフルーツ香に変わります(白桃やパイナップル、青りんごなど)
上級になると、動物臭、樹木、土、スパイス、お菓子、花の香り、コーヒーなどの表現になります。
ホントかな?と思いますが、線香花火やチョークの香り?などもあります。
ワインはぶどうのみで出来ているのに、表現にぶどうは一切出てこないのが、面白いんです。

表現②味わいはボディと硬さ

ワインは同じ品種であっても、生産者や土壌、ヴィンテージなどで多種多様に変わります。
そして赤ワインの味わいのしっかり度合い、重さはボディ(身体)で表現、白ワインは硬さで表現します。
例えば、ピノ・ノワール種の赤ワインでしたら、ラズベリーやさくらんぼの華やかな香りやスミレの花、
少しシナモンのようなスパイスの味わいもありミディアムボディの赤ワインです。
すっきりした辛口白ワインのシャルドネ種なら、
ドライで、レモンやグレープフルーツのようなさっぱりした香り。
飲んでみても口当たりすっきりしていて、
少しバニラやカシューナッツのような香り、味わいもある白ワイン。
そんな表現でOKです。

表現は十人十色

あとは、情景や好きな音楽などで表現するのも個性が出て楽しいと思います。
同じワインでも、飲むメンバーや場所、シチュエーションによって味わいが変わります。
グラスを変えるだけで、香りから変えれます。
表現は十人十色です!プラス思考で、同じワインをかたむける方と是非楽しんで下さい。

顔写真

シニアソムリエ 吉間 崇行

JSA認定シニアソムリエ
HRS認定1級レストランサービス技能士
HRSテーブルマナー認定講師(西洋)
元ホテル阪急インターナショナル スペシャリティレストラン 「マルメゾン」マネージャー
2016年に地元神戸にてレストラン エスピスをオープン。マネージャー兼ソムリエとして勤務。現在に至る。