アミオ・ギィ・エ・フィス / Amiot Guy et Fils
コストパフォーマンスに優れたワインを手掛け、モンラッシェをも保有するシャサーニュ・モンラッシェの隠れスター。
ドメーヌの歴史
旧名アミオ・ボンフィス。
アルセンヌ・アミオが1920年に設立し、現在は3代目ギィ・アミオから息子のティエリー、ファブリス・アミオが4代目として運営しています。
あの特級畑モンラッシェを所有する造り手のひとりで、その面積はなんとわずか9a10ca。
この区画は、第一次大戦の後に初代アルセーヌ・アミオ市が買った区画で、1920年にブドウが植えられています。
この他にも、シャサーニュ・モンラッシェにマレシャル、ヴェルジェ、シャンガン、クロ・サン・ジャン、カイユレなど数々の1級畑を所有。
ピュリニー・モンラッシェには、モンラッシェとピュリニー・モンラッシェ1級カイユレに挟まれた、幻のような狭小の区画ドゥモワゼルも所有しています。
遅摘みによるリッチな味わいがこのドメーヌの特徴で、それぞれのクリマが本来持つミネラル感とともに荘厳な世界を提供してくれます。
シャサーニュ・モンラッシェの造り手なだけにクロ・サン・ジャンやマルトロワなど赤ワインのラインナップも揃っており、同じクリマであれば赤のほうが2割近く安い一方、洗練された味わいに仕上がっており、コストパフォーマンスに優れたワインを手掛けています。
栽培と醸造
ぶどう栽培はビオロジックですが、認証を得るつもりは無く、ビオディナミ的な調合物も使用しています。