コント・ラフォン / Comtes Lafon
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2025年4つ星昇格。「世界の白ワイントップ10ドメーヌ」に選ばれるムルソーの巨匠。
ドメーヌの歴史
1894年に創立者コント・ジュール・ラフォンが同家のマリー・ボッシュと結婚したことで始まります。
ムルソーとヴォルネの銘醸畑の最良区画を買い進み、1919年には、ル・モンラッシェも所有します。
初代当主にはピエールとアンリの2人の息子がおり、ドメーヌを管理していたのがアンリであり、ピエールは早くに亡くなります。
1954年にアンリがドメーヌを売却しようとしますが、それを阻止したのが、ピエールの息子のルネでした。
それ以降、ドメーヌの評価が上がっていきます。
現当主ドミニク・ラフォンが9歳の時でした。
ドミニクは1985年から当主になり折半耕作として貸し出された畑が返却され、現在は全て彼自身の管理畑になっています。
栽培と醸造
1992年には除草剤を止め、鋤き込みを始めました。
1990年代前半には有機栽培を行い、1990年代後半には、ビオディナミに転換。
白ワインは、全房を圧搾し、タンクに入れて12℃に維持し24時間かけて澱を落とします。
新樽率はル・モンラッシェで100%、シャルムやペリエールは70%、村名ワインには新樽は使用しません。
赤ワインは、完全除梗ののち、温度制御可能なステンレスタンクに入れ、14℃に下げ3~5日かけて発酵前浸漬を実施します。
発酵時は1日2回のピジャージュを行い、タンニンの抽出具合を見て、樽に入れます。新樽率は30%、熟成期間は18ヶ月以上で、2回の澱引きを経て、できる限り清澄やフィルタリングはせず瓶詰めされます。
ブルゴーニュの白ワインの生産者の中で、間違いなくトップ5に入るドメーヌです。