ジャン・ルイ・ライヤール / Jean Louis Raillard
DRCを観て育ったサラブレットドメーヌ。
ドメーヌの歴史
1968年から元詰を始めた、栽培面積僅か3.5haで総生産量7,000本程度の小さなドメーヌです。
両親がDRCで37年間働いており、ライヤール氏は小さな頃からそれを見て育ち、しかも毎年DRCの瓶詰めに立会い、試飲も行う権利も持っています。
今もボーヌ醸造学校で教鞭を取りながら、自身のドメーヌでワインを造っています。
栽培と醸造
設立当初から行っている全房発酵のワイン造りで、ぶどうの房を果梗と共に発酵させる造り方は、DRCやルロワをはじめブルゴーニュでは古典的な少数派の手法です。
平均樹齢50年以上の古樹から造られるワインは有機栽培(完全なバイオダイナミック方法に転換中)、馬の耕作から瓶詰めまで、DRCから受継いだ方法です。
ぶどうの果梗の成熟を見極めて手摘みで収穫し畑とセラーで2回選果します。
自然酵母のみで発酵し、オープン・トップで1日2回(後半は1回)櫂入れを足で行います。
バリュク樽にてシュール・リー状態で熟成し、高気圧の時期に無清澄、無濾過にて重力を利用して瓶詰めします。
未来の醸造家を教えながら、小さいながらDRCで育ったライヤールが造るワインは、熟成にも耐えれる、濃縮感のある希少なワインが出来ます。