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ジャン・クロード・ベッサン / Jean Claude et Romain Bessin

建築家からぶどう生産者へ、シャブリらしいシャブリを造る生産者。

ドメーヌの歴史

建築家を目指していたジャン・クロード・ベッサンでしたが、妻の実家のトランブレイ家に跡取りがいなく、1989年にそのぶどう畑を継ぐことになり、シャブリでワイン造りを始めました。
2020年ヴィンテージからドメーヌ名をベッサン・トランブレイと変更します。

栽培と醸造

12haのぶどう畑から、5アペラシオンのワインを7種類造っています。
2005年まで、ラ・フォレはモンマンにアッサンブラージュされていました。
フルショームのラ・ピエス・オー・コントは、シャトー・ド・マリニーの伯爵家が所有していた区画でしたが、こちらも跡取りがいなかったため、シャトーで働いていたトランブレイ家の先代が伯爵夫人から譲り受けたものです。

ワインの醸造はヴィンテージとアペラシオンに応じて、ステンレスタンクと小樽を使い分けます。
2011年ヴィンテージを例にとれば、ノーマルのシャブリは30%が樽で残りはステンレスタンク発酵・熟成。

一方、ヴィエイユ・ヴィーニュは100%ステンレスタンクで発酵の後、10%のみ樽熟成をします。
1級モンマンは100%樽発酵だが熟成期間は6ヶ月に留め、その後12ヶ月のステンレスタンクで熟成させます。
フルショームはノーマルが100%樽発酵、樽熟成なのに対し、ラ・ピエス・オー・コントは樽発酵35%のみで、残りはステンレスタンク発酵。

12ヶ月後にアッサンブラージュし、6ヶ月間のステンレスタンクで熟成を続けます。
特級ヴァルミュールは30%が樽発酵、残りはステンレスタンクです。
フィネス・フローラル・ミネラルの3つが揃ったシャブリらしいシャブリです。