品種:シャルドネ100%
植樹:1973年(ヴォー・オセール)
1983年(ヴェズレー)
位置:標高200m、東向き(ヴォー・オセール)
標高260m、南向き(ヴェズレー)
土壌:粘土石灰質
2ヵ月間アルコール発酵木樽で1年間熟成後、タンクで2ヵ月間熟成。
インポーター資料より。
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アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール / Alice et Olivier de Moor
パリのヴァン・ナチュール試飲会でも大絶賛!同級生夫婦が造り出すシャブリ生産者。
ディジョン大学・醸造学部の同級生だったアリスとオリヴィエの二人が1994年、計4haの畑(シャブリ 3ha の畑とサン・ブリ 1ha )からスタートしたドメーヌです。
アリスは祖父が農家で、シャブリのほかオーストリア、ポルトガルでも経験を積みます。
生産の主力はシャブリとアリゴテで創業以来、自社畑は主にシャブリとサン・ブリのエリア。
創業以来クロード・クルトワなどの生産者達との親交の中、除草剤の使用を減らし少しづつビオロジックに転換。
2002年には酸化防止剤無添加キュヴェも実験的に生産したこともあり、2005年にはビオロジック栽培に完全転向し、2008年に認証を得ています。枝の誘引や除葉などまでを格別の丁寧さで手作業で行う真摯な栽培が生むワインは、
パリのレストラン向けヴァン・ナチュール試飲会などでは常に大絶賛される人気を確立していました。
息子のロマン・ド・ムールも一時期ワイン造りを手伝っていたが、2020年に独立しサン・ブリでワイン造りを始めていますが、ド・ムールでも働いています。畑でのすべての作業の目的は、完熟したブドウをセラーへと運ぶこと。それは当初から変わらず、
2005 年バイロジック栽培への転換以降はさらにその考えを深め硫黄や銅の農薬の他に植物の煎じ薬なども使用し、特に銅の使用を抑えられるようにしている。
2020 年前後からはブドウの糖度の高さが顕著になり、ソーヴィニョン・ブランのキュヴェ・サン・ブリュイ(サン・ブリの畑)の生産を停止します。半地下のセラーを 2007 年、2020 年に増築。石造りの熟成室ではシュール・リーで静かにワインが熟成される。
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手摘みでの収穫後、ステンレスタンクか木製樽で醗酵が始まり、瓶詰まで手を触れないこともしばしばとのこと。
マロラクティック醗酵に亜硫酸添加、残糖が高い年にはフィルターをしてから瓶詰めされることもあるが、画一的
に手が加えられることはなく、全てアリスとオリヴィエの経験と感覚に従い醸造は進められる。
ヴィンテージにより 12~16 カ月熟成。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ブルゴーニュ / Bourgogne
ワインランクは下でも、掘り出しワインの宝箱
ブルゴーニュ全体の広域畑(384の村)の為、ワインのランクはもっとも下になりますが、全体の53%の産出量あります。
著名生産者などの、格付けに値しない若木などから造られるぶどうもあるため、格付けや価格以上のワインがあることも。掘り出しワインの宝箱です。