アルマン・ハイツ(ハイツ・ロシャルデ) / Heitz Lochardet
新世代のシャサーニュの新星。
ドメーヌ歴史は1857年、ジョルジュ・ロシャルデがフィロキセラ害によって売り出された畑を購入したことから始まります。
畑は3人の孫が分割し、そのひとり、ブリジット・ロシャルデがクリスチャン・ハイツと結婚し、ハイツ・ロシャルデの名でぶどう栽培をはじめます。収穫したぶどうは全てメゾン・ジョセフ・ドルーアンに全量売っていましたが、ブリジットの息子アルマン・ハイツが醸造学を学び、2012年から家族が所有する畑の一部区画でブドウ栽培を始めました。
その後、ドメーヌ・ハイツ・ロ シャルデを設立し、2013年ヴィンテージを初めてリリースしています。テロワールを最大限に引き出すため、畑ではルフレーヴの前醸造家、ルードヴィック・ピエロの指導にてビオディナミにも取り組んでいます。
糖と酸のバランスが最大限に取れたところで収穫し、ピノ・ノワール、シャルドネ双方とも全房発酵を行います。
これにより複雑性や凝縮感が増すと考えています。
軽くプレスした後、ほぼ濁った果汁のまま澱と共に樽で約一年間熟成させます。毎年少しずつ畑を増やしながら意欲的にワイン造りを行っており、ブルゴーニュの未来を担う若手醸造家として注目のドメーヌです。
生産者ページはこちら
- Vintage 2020
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
ピュリニー・モンラッシェ / Puligny Montracet
今や世界的な白ワインの銘醸地に数えられる村
今や世界的な白ワインの銘醸地に数えられる村ですが、歴史を振り返れば赤ワインを造っていた産地であり現在の評価が確立するのも19世紀になってからです。
栽培地域は南北に約1.5kmと狭いのに対し、標高が230~380mと高低差があります。南北に伸びるラッシュ山、東向き斜面の南側4分の1がグラン・クリュ、北側4分の3がプルミエ・クリュの畑があります。モンラッシェとバタール・モンラッシェは隣のシャサーニュ・モンラッシェ村にも広がっています。土壌は粘土質と泥質の表土は、上部では石灰質が強くなり、下部では粘土質が強くなります。レジョナルは斜面下の東側で平地がほとんどで砂利が多い土壌です。
地下水層が近いため、地下深いカーヴが無かったため、ワインを貯蔵出来ず、ドメーヌ元詰めが一般化するのが他の地域より遅かったのも特徴です。現在は白ワインが99%で若干の赤ワインもあります。


