所有面積0.17ha。東向きの斜面で粘土石灰質土壌。
平均樹齢40年。ギュイヨ仕立て。
植密度10,000~12,000本/ha。収量41hl/ha。
25%全房使用。天然酵母による15日間の発酵後、さらに1週間のマセラシオン。
フレンチオークで16.5カ月樽熟成。
新樽比率50%。ノンフィルター。
インポーター情報より。
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アミオ・セルヴェル / Amiot Servelle
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年1つ星生産者。シャンボール・ミュジニー老舗ドメーヌ。豊かな果実味に繊細さ、上品さを重視したリッチさが魅力。
クリスチャン・アミオ氏は、モレ・サン・ドニのドメーヌ・ピエール・アミオ家三男で元測量技師です。
エリザベス婦人と結婚後にこのドメーヌに入り、1980年から養父のもとでワイン造りを始めました。1989年以前は夫婦でワインを造り、ドメーヌ・セルヴェル・タショーという名前でしたが、1990年からドメーヌ名もドメーヌ・アミオ・セルヴェルに変わります。
長女プリュンヌは2004年に醸造学校を卒業し、エノローグとして国内・海外のワイナリーを巡ってから、2011年ドメーヌに参加。
2016年にはプリュンヌにも長女が誕生します。長男アントワンは日本にも来日経験があり、2019年からシャンボール・ミュジニー村の栽培者組合の副理事長(父は1992年から2019年まで栽培者組合理事長)を務めており父同様に、産地の発展にも貢献しています。
ブドウは完熟したもののみを注意深く手摘みします。100%除梗。(梗が完熟した年は、一部除梗なし。)
醸造は、軽い低温浸漬の後、開放式ステンレス漕で完全な自然発酵、期間は最低でも15日間行われます。ルモンタージュとピジャージュの両方を行いポリフェノール等の成分を十分抽出します。
その後オーク樽で15~18ヶ月、アペラシオンによって10~75%新樽を使用し熟成。
ワインは無ろ過(ヴィンテージによっては軽い濾過後)で瓶詰めされます。
補糖を極限まで行わないため、アルコール度数は12~13度。「シャンボールの繊細さは、ぶどう自体に由来しないアルコールによって損なわれてしまう」との考えで比較的低めです。
マロラクティック発酵までには、バトナージュを行い、その後清澄して瓶詰めします。
2002年ヴィンテージからは100%自然発酵になりました。アミオ・セルヴェルのワインは、シャンボール・ミュジニィの特徴である、豊かな果実味と繊細さ、上品さを重視した造りに加えてリッチで甘みのあるたっぷりした味わいが特徴です。
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- Vintage 2020
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
モレ・サン・ドニ / Morey Saint Denis
個性豊かな村に挟まれた小さな村。グラン・クリュが3割を占めた隠れた銘醸地。
南北に広がるコート・ド・ニュイ地区のほぼ中心に位置する村です。
中世から評価が高かった村ですが、2つの有名な村に挟まれ、原産地呼称制度が出来る前は、その2つの村名でワインが販売されていました。修道院や領主が発展させた畑が多く、当時の名前のクリマも残っています。栽培区域の標高は250~350mでグラン・クリュは県道の西側、東向き斜面の中腹に位置します。
小さな村ですが、グラン・クリュの栽培面積の割合が多く、プルミエ・クリュ畑はひとつひとつが小さいのが特徴です。土壌はジュラ紀中期の石灰岩、粘土石灰岩が広がり、村の下方の斜面は、泥灰岩が多くなります。