樹齢45年、クロ・ド・ヴージョの丘の上部に位置する粘土石灰質土壌。
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ベルトラン・アンブロワーズ / Bertrand Ambroise
村長も務める人格者。
1987年にプルモー・プリセに設立されたメゾン・アンブロワーズ現在も買付ぶどうによって一部ワインを造るため、ドメーヌでは無くネゴシアンの為、メゾンの名前になっています。
当主はリヨン出身で、ワインとは無縁の家柄だったが、勧めでボーヌの醸造学校へ。
その後、妻になるマルティーヌに出会い、義父の跡を継ぐ形でメゾンに入ることになります。
新参者でしたが、プルモーの村議を20年、村長を7年勤め上げ人格者です。17haの畑をビオロジックで栽培し、2013年にエコセールを認証。
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買付はラドワ・プルミエ・クリュ・グレションとムルソー・プルミエ・クリュ・ポリュゾのみ。
樽香が強いイメージでしたが、特注の大樽に変更し、樽香を抑え、果実味と濃縮感があるスタイルを全面に出しています。
一部スクリューキャップの導入など、新しい取り組みにも挑戦している生産者です。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
ヴージョ / Vouget
現代ブルゴーニュ・ワインの基礎を築いたシトー修道院の本拠地でもあり、歴史を感じるアペラシオン。
グラン・クリュの“クロ・ド・ヴージョ”50.96haあり、コミュナルとプルミエ・クリュ合わせても15ha程度で、村の大半をグラン・クリュが占めています。
グラン・クリュは東向きのなだらかな斜面ですが、中央部が盛り上がっています。
土壌はクリマ上部が表土が薄い砂利質、中部が小石が多き褐色石灰質と粘土質、下部が粘土質と細かい泥灰質です。