リッチな地方名ブルゴーニュ・ブラン
ムルソー村の中で栽培されている地方名のブルゴーニュ・ブラン。
比較的深い粘土石灰質の土壌から、リッチで肉付きのよいワインが生み出されます。
発酵、熟成ともに小樽で、新樽は使われず、樽香は穏やか。
むしろ柑橘系のアロマが強く、ミネラルも感じられます。
早いうちから開く一方で、数年の熟成ポテンシャルをも持つワインです。
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ピエール・モレ / Pierre Morey
ラフォンやコシュ・デュリと並ぶ、偉大なムルソーの生産者。
1793年にフランス革命中にムルソーにやってきた一族ですが、もともとはシャサーニュ・モンラッシェ出身です。
1935年にピエールの父、オーギュストがドメーヌ・デ・コント・ラフォンのメタイエのひとりとなり、1971年からピエールが引き継ぐようになります。
ですが、ラフォン家が全ての耕作を宣言し、1986年から5年間多くの畑を失ってしまします。のちにピエール・モレイの手腕を知っていた大ドメーヌのルフレーヴが醸造長に抜擢。自身の小さなドメーヌと醸造長、さらにネゴスブランドのモレイ・ブランを設立していきます。
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2008年に醸造長を引退し、娘のアンヌを共同経営者に迎えて11haの畑でワインを造っています。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
ブルゴーニュ・コート・ドール / Cote d'Or
黄金の丘(コート・ドール)で造られるワイン
コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌに位置する40ヶ所の村に対して2017年から認められたA.O.Cです。赤と白が認められています。