2019年に初めて造られたキュヴェ。
ヴォーヌ・ロマネとポマールのブドウを使用したブルゴーニュ・ルージュで、新樽率を減らし、柔らかくピュアで果実味豊かなやさしいワイン。
-
ユベール・リニエ / Hubert Lignier
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年2つ星生産者。ユベールの引退からの復帰。巨匠が再スタートさせたドメーヌ。
1880年頃、ジャック・リニエがモレ・サン・ドニのいくつかの畑を獲得しドメーヌはスタートしました。
以降は息子ジュールが引き継ぎ、その後アンリとユベールと続き、60年代にはドメーヌは8ヘクタールに届くまで拡大します。1992年には、ユベールの次男ロマン・リニエがユベールと共に働くようになり順調な進化を続けてきましたが、ドメーヌの将来を託されたロマン・リニエが2004年に他界。
老匠ユベール・リニエが引退を撤回して奮起し、ビショーで働いていたもうひとりの息子ローランもドメーヌに戻り、ドメーヌ・ユベール・リニエの新時代が始まりました。土壌は素晴らしいワインを作るための鍵です。
素晴らしいテロワールを明らかにすることは、尊重し、世話をすることが不可欠です。樽での熟成20~30%新樽にて、熟成はかなり長く20~2ヶ月、マロラクティック発酵後のラッキングはしません。
ワインの鮮度と熟成の可能性を維持するために、清澄せずに重力を使用して瓶詰めされます。ベールが現場に返り咲いた時もスタイルを過去に戻していません。
生産者ページはこちら
バランス重視の姿勢を堅持しているのは、あまりに早くこの世を去った息子へのオマージュ。
この新しいユベール・リニエを世界が注目しています。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
ブルゴーニュ / Bourgogne
ワインランクは下でも、掘り出しワインの宝箱
ブルゴーニュ全体の広域畑(384の村)の為、ワインのランクはもっとも下になりますが、全体の53%の産出量あります。
著名生産者などの、格付けに値しない若木などから造られるぶどうもあるため、格付けや価格以上のワインがあることも。掘り出しワインの宝箱です。