収穫後、8℃の冷蔵庫で一晩放置し、翌日に全房コンクリートタンクに移しセミマセラッションカルボニックにて発酵を。
14日間の浸漬後プレスにかけ、コンクリートタンクにて熟成。
シルキーでエレガント、余韻も長く様々な要素がバランスよく溶け込んだガストロミックな味わいです。
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ダヴィド・ボーペール / David beaupere
金融業界から心機一転。先代のと異なるアプローチ、ボージョレ・ジュリエナの有機栽培のパイオニア。
現当主であるクレマン氏はビジネススクールを卒業後、金融業界でのキャリアを積みます。
2008年に心機一転し家族の所有するワイナリーを継ぐ事を決断しました。
彼の代になってすぐ、土地の独自性を最大限に引き出す自然派ワインを生産するため、先代とは異なるナチュラルなアプローチに切替えます。
ジュリエナに7haムーランナヴァンとボジョレヴィラージュに2haの合計9haを管理。
ジュリエナの特級畑と評されるラ ボティエールとヴァヨレットの二区画を所有しています。ボジョレの伝統的なコンクリートタンクで全房発酵を行い、必要であればオリ引き時に極少量、亜硫酸を添加し瓶詰前は加えません。
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ジュリエナのテロワールの素晴らしさを広めるための啓蒙活動にも尽力しています。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
クリュ・デュ・ボージョレ / Cru du Beaujolais
ボージョレの中でも村名が名のれる特別な10のクリュ。非常に品質の高いヌーヴォーとは一線を画すボージョレワイン
マコネ地区のすぐ南にある、ボージョレの中でも特別な区画がクリュ・デュ・ボージョレです。
コート・ドールのワインと同じように、ガメイ単一で土地と区画の個性を表現できる10のクリュは、ボージョレ・ヌーボーとは全く違うボージョレです。
【サンタムール / Saint Amour】
ボージョレA.O.C96村のうち、クリュ・ボージョレは優れた生産地として、1つの村が単独で名乗れるA.O.Cで、最北にあります。
サン・ヴェランなどが近い為、土壌も石灰岩もありミネラルとフルーティさを併せ持つ早くから楽しめるワインです。
【ジュリエナス / Julienas】
クリュ・ボージョレの中でも知名度が高く、2つの県と4つの集落から形成されてます。たくましくボリューム感のあるワインが生まれます。
【シェナス / Chenas】
クリュ・ボージョレ中で最小で、非常に質の高いワインが生まれるが、あまり知名度が無く、隣のムーラン・ア・ヴァンとして販売されることがあります。
【ムーラン・ア・ヴァン / Moulin a Vent】
クリュ・ボージョレの中で、もっとも有名であり、豊富なタンニンで力強く長期熟成させることができるワインが生まれます。
【フルーリー / Fleurie】
尾根の重なりを背にして、標高220~430mになるぶどう畑はクリュ・ボージョレの中で、最も上品でアロマの豊かなワインが生まれます。
【シルーブル / Chiroubles】
標高350m~400mの標高で南向きを中心とした畑は急な斜面に広がっています。
非常にやさしいタンニンで口当たりが軽くフローラルで、クリュ・ボージョレの中でも最も女性的な印象のワインが生まれます。
【モルゴン / Morgon】
非常にコクがあり、しっかりしたワインが造られます。
土壌の地質が複雑で、明らかに他のクリュ・ボージョレとは違う香りや味わいがテロワールの違いで特徴的になります。
骨格のあるしっかりしたワインが産出されています。
【レニエ / Regnie】
1988年に認定されてクリュ・ボージョレで最も新しく、標高差300mある畑から生み出されます。
【コート・ド・ブルイィ / Cote de Brouilly】
ぐるりとぶどう畑に囲まれた、ブルイイの丘は484mの標高があり、非常にミネラル豊かなワインが生まれます。
【ブルイィ / Brouilly】
クリュ・ボージョレの中で最も南にあり、栽培面積、生産量も最大です。