モメサン / ボージョレ・ブラン　グランド・ミズ

シャルドネ100％。ボージョレ・ブランで一番美味しい1本。

サンタムール村と隣接する2つ区画からブドウを選果。
花崗岩質の斜面とソーヌ川の堆積土壌の間に位置しており、ミネラル分豊富な味わいが生まれます。

個人的にボージョレ・ブランはミネラルと酸味、樽の香りのバランスがまとまった1本に出会えたことがありませんでした。
グラン・ミズのボージョレ・ブランはステンレスタンクで熟成しており、取ってつけたような樽の香りが出てこず、バランスが良い。
キリッと冷やして飲むとミネラルを強く感じますが、少し温度を上げて飲むと丸い果実味が出てきて、また違った表情を出してくれるワインです。

モメサン / Mommessin

世界71各国で愛飲されている1世紀を超える老舗ドメーヌ。

1865年創業の老舗ドメーヌ＆ネゴシアン。
ブルゴーニュワインの中には、クロ・ド・タールなど単独所有者も持っている歴史ある造り手です。

モメサンはブドウ栽培とワイン醸造の両方に責任を持つ者「Viniculteur(ヴィニキュルター）」というポジションがあります。
両方に責任を持つことで、栽培と醸造の両面を熟知するため、ワインのスタイルを決定する重要な役割を果たしています。
独自の方針で生産するクロ・ド・タールと農家と長期契約を結び、信頼関係を構築しながら生産するボージョレワインなど、様々なワインを造っています。

2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。

2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。

5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。

ボージョレ / Beaujolais

赤・白・ロゼワインが認められており、使用品種はガメイ種とシャルドネ種。ボージョレの白ワインは全体の1％にも満たない。