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アンヌ・グロ / Anne Gros
ブルゴーニュ屈指の女性醸造家。その名声を継いで娘が参画、ピュアな果実味でありのままのブドウを体現。
フランソワ・グロ氏の一人娘である1966年生まれのアンヌ氏は、1988年に父フランソワ氏のドメーヌを引き継ぐことになります。
ブドウ畑とワインへの情熱に導かれた若いアンヌ氏は、ぶどう栽培学とワイン醸造学を学ぶことになったのです。
才能、感受性そして専門性を伴った彼女は多くのワイン愛好家から支持されるようになります。
固定観念や先入観にとらわれず、自由を追求する醸造家です。’’女性’’醸造家でありながら、3人の’’母の顔’’をも持つアンヌ。
2015年からは長女ジュリーが本格的に醸造に参画、続いて2018年には息子ポールも加わり、アンヌの築き上げたドメーヌのさらなる躍進が楽しみです。アンヌ・グロのワイン造りは「伝統の尊重と改革への欲求」が哲学となり、伝統的な製法をしっかりと守っています。
「健全で成熟したブドウを収穫し、無傷のありのままのブドウを重んじて、ベストを尽くす」
これがのドメーヌの信念であり、そのまま彼女のワインにもピュアな果実味として現れています。畑では一早くフェロモン剤を導入することで除草剤・殺虫剤の使用をやめ、土壌の有機物を育てて自然堆肥を活用しています。
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ぶどうは100%除梗し茎は入れず、赤ワインはセメント製発酵槽、白ワインはステンレス製の発酵槽を使用。
発酵は12~15日間行ない、最低48時間の清澄作業、濾過はしません。
新樽率は高くグラン・クリュで80%、村名で50%、ACブルゴーニュが30%で16ヶ月樽熟成をします。
樽は大部分がダミー社とベルトミュー社、一部フランソワ・フレール社を使用しています。
- Vintage 2020
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ / Hautes Cotes de Nuits
ニュイの西側、高地で造られるワイン
コート・ド・ニュイ地域の西側、ヴォーヌ・ロマネ村やニュイ・サン・ジョルジュ村の西側に位置する標高300~400mの高地で栽培されているぶどうで造るワインです。
赤・白・ロゼワインが認められており、著名な生産者も数多く、なかなか手に入らないワインも数多くあります。