メゾン・ルロワを入れたおすすめACブルゴーニュ白・赤ワイン5本セット内容
メゾン・ルロワ / ブルゴーニュ ブラン2017年 ×1本
ローラン・ポンソ / ブルゴーニュ・ブラン キュヴェ・デュ・パルス・ネージュ2020年 ×1本
ポール・カリヨン / ブルゴーニュ・シャルドネ2016年 ×1本
ユベール・リニエ / ブルゴーニュ・ルージュ サンビオーズ2021年 ×1本
シルヴァン・モレ / ブルゴーニュ ルージュ2020年 ×1本
メゾン・ルロワ / Mainson Leroy
ルロワ女史が手掛けるネゴシアンブランド。
世界的にもトップの地、ブルゴーニュで別格な名門ルロワ社は1868年にネゴシアンとしてオーセイ・デュレス村で創業しました。
1942年には「D.R.C ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」の株式を取得し、共同経営者としてブルゴーニュで最高位の造り手に押し上げた功績は広く知られています。以前から経営だけでなく、ワイン醸造にも興味を持っていたというルロワ社の現オーナー、ラルー・ビーズ・ルロワ女史(マダム・ルロワ)は、1991年にD.R.C経営者の職を離れ、自身が運営するドメーヌ・ルロワ、メゾン・ルロワに注力し、超一流と言われるルロワ社の名声を築きました。
栽培はグイヨ仕立てにて、5月から3ヶ月間は毎月グリーンハーヴェストを施します。10年の間、化学肥料は一切やらずに土壌を修正しています。
生産者ページはこちらローラン・ポンソ / Laurent Ponsot
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年2つ星生産者。ドメーヌ・ポンソから独立したローラン・ポンソのこだわりが詰まったネゴシアン。
36年携わったドメーヌ・ポンソを離れ、2017年4月にネゴシアンを立ち上げたローラン・ポンソ氏。
2018年には息子クレメンが当主になっています。自身のネットワークで、質の高いぶどう、圧搾果汁、発酵果汁の状態で購入します。
まれに初期の樽に入った状態のものも仕入れるが、あくまでもぶどう果汁から。オーガニックではないが、農薬は使用せず、自然に忠実に。こだわいの樽熟成。新樽は一切使用せず、SO2の添加も最低限に抑え、必要なときだけ判断します。
基本的に、白ワインには花の名前、赤ワインには木の名前が付いています。
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新しい時代に、伝統とハイテクを融合されたワインを造る、こだわりの詰まったローラン・ポンソです。ポール・カリヨン / Paul Carillon
シャルドネに特化した名家カリヨン一族。
カリヨン家の祖先であるジャン・カリヨンが1520年にはこの地で既にブドウ栽培を営んでいた歴史ある家柄。
1960年代にはフランソワの父ルイ・カリヨンがブドウ栽培以外の農作物の栽培と牧畜を廃止し、主にシャルドネの栽培に特化した経営体系へと移行しました。フランソワは12歳から祖父と共に畑に出てぶどう栽培を学び、父のルイや兄のジャックと共にドメーヌの仕事に加わったのは1988年。
2010年に兄弟間で畑を分割して相続したのを機に自らのドメーヌを設立しています。それをさらに引継いだのがポールです。
実質的にドメーヌ・ポール・カリヨンは遺産相続問題でドメーヌ名をフランソワ・カリヨンから名義変更しただけになります。
所有畑もワイン造りも何も変わっておらず、ピュリニー・モンラッシェの銘醸家です。真骨頂はやはり白ワイン。
村名以下はステンレスタンクで発酵後、小樽熟成を施し、一級以上は小樽発酵・小樽熟成です。
いずれの場合でも酵母は添加せず、自生酵母による自然発酵を待ち、4週間から6週間をかけてゆっくりと発酵させます。その後のマロラクティック発酵もスターターを加えないため、乳酸菌の働き次第。
年によっては気まぐれで起きないこともあります。クリマごとに新樽率は異なり、ピュリニー・モンラッシェの1級で25%、村名やサントーバン1級で10%前後。
樽熟成期間は12ヶ月に留め、その後、ステンレスタンクに移して6ヶ月の熟成を続けます。
澱との接触は長めにしつつ樽香は抑える、バランスを重視した熟成法です。畑はビオロジックを採用し、1992年からは除草剤は使わず、馬やトラクターを用いて畑を耕し、剪定や芽かきによる収量制限は平均40kl/haと厳しく、植樹密度は10,000本/haと高いことが特徴です。
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父ルイの培ったクオリティと祖父から教わった職人気質の畑の手入れでさらなるワインを造っています。ユベール・リニエ / Hubert Lignier
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年2つ星生産者。ユベールの引退からの復帰。巨匠が再スタートさせたドメーヌ。
1880年頃、ジャック・リニエがモレ・サン・ドニのいくつかの畑を獲得しドメーヌはスタートしました。
以降は息子ジュールが引き継ぎ、その後アンリとユベールと続き、60年代にはドメーヌは8ヘクタールに届くまで拡大します。1992年には、ユベールの次男ロマン・リニエがユベールと共に働くようになり順調な進化を続けてきましたが、ドメーヌの将来を託されたロマン・リニエが2004年に他界。
老匠ユベール・リニエが引退を撤回して奮起し、ビショーで働いていたもうひとりの息子ローランもドメーヌに戻り、ドメーヌ・ユベール・リニエの新時代が始まりました。土壌は素晴らしいワインを作るための鍵です。
素晴らしいテロワールを明らかにすることは、尊重し、世話をすることが不可欠です。樽での熟成20~30%新樽にて、熟成はかなり長く20~2ヶ月、マロラクティック発酵後のラッキングはしません。
ワインの鮮度と熟成の可能性を維持するために、清澄せずに重力を使用して瓶詰めされます。ベールが現場に返り咲いた時もスタイルを過去に戻していません。
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バランス重視の姿勢を堅持しているのは、あまりに早くこの世を去った息子へのオマージュ。
この新しいユベール・リニエを世界が注目しています。シルヴァン・モレ / Sylvain Morey
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年掲載生産者。南仏とブルゴーニュ、2つの顔を持つジャン・マルク・モレの息子。
シャサーニュ・モンラッシェの銘醸家ジャン・マルク・モレの息子シルヴァン・モレが独立したドメーヌです。
2014年にジャン・マルク・モレの所有畑が生前贈与の形で妹のカトリーヌとシルヴァンに分けられています。シルヴァンは、2002年に自身が惚れ込んだ南仏のリュベロンに、ドメーヌ・ラ・バスティード・デュ・クローを立ち上げていました。
それに加え、贈与されたシャサーニュ・モンラッシェでもワインの醸造を開始。
南仏のリュベロンとシャサーニュ・モンラッシェは車で4時間の距離。
その為シルヴァンは2週間ごとにシャサーニュに戻っては、畑仕事やセラーでの作業に勤しんでいるのです。73年生まれのシルヴァンには、同世代にブリュノ・コランやファブリス・アミオ、トマ・モレなどの有名どころが多数います。
彼らは交友が盛んだけにこれからどのようなドメーヌに育つのか将来が楽しみな造り手です。シルヴァンは、父ジャン・マルクの造りからは少しアレンジしています。
白ワインは収穫のタイミングや、350Lの中樽で醸造し、新樽率は20~25%です。
15ヶ月間の樽熟成後にアッサンブラージュし、さらに2ヶ月間タンクで寝かせています。赤ワインは、100%除梗は父と同じですが、ピジャージュの回数を大幅に減らして、ルモンタージュを頻繁に行うようにしています。
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新樽率は白と同じです。
2016年は、生産者個性が試されるヴィンテージ
記録的な暖冬からはじまった2016年も3月を過ぎると気温の低下。 4月からの霜と雹の被害。7月には例年並みの気温に戻るが非常に難しい年になりました。生産者の腕と畑が試されるヴィンテージです。
2017年は、ブルゴーニュの一人勝ち?素晴らしいヴィンテージ
気候の変動が多く、4月末のフランス全土の寒波によってほどんとの地域で被害が出ますが、ブルゴーニュは免れます。糖度と酸度、タンニン全てにおいて申し分ないぶどうができ、収穫量が減っていたブルゴーニュに光が戻ってきた年です。
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
ブルゴーニュ / Bourgogne
ワインランクは下でも、掘り出しワインの宝箱
ブルゴーニュ全体の広域畑(384の村)の為、ワインのランクはもっとも下になりますが、全体の53%の産出量あります。
著名生産者などの、格付けに値しない若木などから造られるぶどうもあるため、格付けや価格以上のワインがあることも。掘り出しワインの宝箱です。