2020年ACブルゴーニュ3本セット
ピエール・イヴ・コラン・モレ / ブルゴーニュ・シャルドネ2020年 ×1本
ルーロ / ブルゴーニュ・ブラン2020年 ×1本
ユベール・ラミー / ブルゴーニュ レ・シャテニエール ブラン2020年 ×1本
ピエール・イヴ・コラン・モレ / Pierre-Yves Colin-Morey
サン・トーバンの醸造家マルク・コランから独立したNEWドメーヌ。
サン・トーバンのマルク・コランの長男であるピエール・イヴが、ジャン・マルク・モレイの娘カロリーヌと結婚します。
2001年にシャサーニュ・モンラッシェに地下セラー付きの邸宅を購入し、マイクロネゴスをはじめます。
2005年には両家から畑の一部を相続し、ドメーヌをスタートさせます。所有畑は6haほどで、ドメーヌ2のネゴス1の割合で兼業しています。
ドメーヌワインは、サン・トーバンやシャサーニュ・モンラッシェが中心。
ネゴスはムルソーやピュリニー・モンラッシェなどです。
ネゴスもののブドウもドメーヌのスタッフが収穫と選別を行う徹底ぶりです。父や兄弟と働いていた時代から科学合成物質は使わない、事実上のビオロジック栽培。
ワイン造りにもバトナージュを用いない家族のこだわり。
これは1990年代後半から2000年代の初めのブルゴーニュ白に多く見られるプレマチュア・オキシデーション(熟成前酸化)を避けるため。
昨今のブドウは完熟しているので、バトナージュでグラを引き出さずとも、十分にリッチさが得られるとピエール・イヴは考えています。のドメーヌでは228リットルのブルゴーニュ樽よりひと回り大きな350リットルの樽をおもに使用。
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微量酸素による熟成が小樽よりも理想的に進み、ピュアでフィネスの感じられるワインになります。
2007年以降には、蝋キャップを採用し、瓶詰め後の酸化も最小限に抑えています。
ドメーヌもネゴスも品質にまったく差が感じられない生産者です。ルーロ / Roulot
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2025年4つ星生産者。今や入手困難なムルソーのドメーヌ。
ムルソーの造り手として名高いルーロ家は1830年から始まるドメーヌです。
第一次世界大戦時、ポール・ルーロ氏が畑を改植、その息子であるギィ・ルーロ氏が1950年から1960年代に畑の拡張を行いました。彼の死後、この歴史あるブドウ畑とセラーはアメリカ人醸造技術者のTed Lemon氏により守られました。
1989年、ジャン・マルク・ルーロ氏の手にワイナリーが戻り、ルーロ家の手による経営が再開されました。ブドウの皮が健全な場合、圧搾前に破砕。破砕することにより、ブドウ果汁が緑色をおび切れ味のよい酸が得られます。
抽出は緩やかに丁寧に行い、クリーンで決してでしゃばることのない果実味のジュースを絞り出します。
また、新樽は村名ワインで20%以下、1級で25~30%を使用。彼は18ヶ月前後の長い熟成を好みます。
主にダミー社の大樽で1年間熟成させ、その後ステンレスタンクで7ヶ月ほど放置。
ワインは澱とともに寝かしているのでバトナージュ(澱攪)の必要がありません。彼のシャルドネがこんなにも舌に滑らかにのり、「シルク」と表現できるほどに美しいのは、このステンレスタンクでの8ヶ月間でワインの質感に大きく変化が生み出されるからと考えられています。
老舗ムルソーの造り手と肩を並べる入手困難なドメーヌです。
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2000年からビオロジック、2012年からビオディナミを実践しています。ユベール・ラミー / Hubert Lamy
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年2つ星生産者。70%は輸出される、現当主が世界に広めたサン・トーバンの老舗ドメーヌ。
1640年からサン・トーバンでぶどう栽培を行っていた歴史の古いドメーヌです。
ユベール氏は、父であるジャン・ラミーの元で働き、主にネゴシアン業を行っていましたが、1973年に自らの名でドメーヌを起ち上げました。
それからは、サン・トーバンの銘1級畑であるクロ・ド・ラ・シャトニエールの購入、また賃貸契約で銘醸地を手に入れるなどして徐々に規模の拡大をはかっていきました。今ではサン・トーバンを中心にピュリニー・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェなどの有名アペラシオンにも自社畑を所有しています。ドメーヌの規模拡大を成功させたユベール氏も勇退。
1995年にはドメーヌ・メオカミュゼを始め、世界各国でのワイン造りとマーケティングを学んだ息子のオリヴィエ氏が引継ぎ、経験を活かして新しい手法で運営しています。
彼は周りから’’彼ほど情熱的で知識が豊富なワインメーカーはいない’’といわれるほどの勤勉家で独自の哲学をもっており、テロワールからより多くのものをワインに反映させるべく、2000年頃から一部の区画で通常の3倍の高密度となる1ヘクタールあたり28,000本~30,000本の密植でブドウ樹を植え、通常の3倍の手間をかけながらワイン造りを行っています。
その結果は圧倒的で、他では真似のできない深みと奥行きが表現されています。
栽培はグイヨ仕立てにて、5月から3ヶ月間は毎月グリーンハーヴェストを施します。
10年の間、化学肥料は一切やらずに土壌を修正しています。白ワインの醸造は、畑から収穫された葡萄はベルトコンベアでプレス機に入れられます。
プレスされたジュースはステンレスタンクで一晩、清澄のために静置されます。
翌日に清澄されたジュースは重力によって地下の樽へ流れていき、伝統的なバリックではなく300Lとドゥミ・ミュイと呼ばれる600Lの樽を使用します。
アルコール発酵、マロラクティック発酵ともに樽内で行われます。赤ワインの醸造は、収穫された葡萄は震動式選果台で選別し、除梗した後にベルトコンベアでセメントタンクに入れられます。
そこから3~10日後に約2週間かけてアルコール発酵を行います。発酵後に不純物を分離するデキュヴァージュを行ってからプレスします。ジュースを一晩、清澄のために静置させ樽に。およそ15カ月の樽熟成を終えてワインを瓶詰めします。
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2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
ブルゴーニュ / Bourgogne
ワインランクは下でも、掘り出しワインの宝箱
ブルゴーニュ全体の広域畑(384の村)の為、ワインのランクはもっとも下になりますが、全体の53%の産出量あります。
著名生産者などの、格付けに値しない若木などから造られるぶどうもあるため、格付けや価格以上のワインがあることも。掘り出しワインの宝箱です。
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