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ブルゴーニュ地方の郷土料理“グジェール”とワイン。

ブルゴーニュ地方の郷土料理“グジェール”とワイン。

コラム | 2023年11月3日 | ソムリエ吉間

弊社スタッフが少し前にブルゴーニュ研修に参加しました。
現地で出会った『美味しいおつまみ』をご紹介したいと思います。

水・牛乳・バター・薄力粉・塩・胡椒・卵・チーズなどで作る。チーズを混ぜたシュー生地のアミューズ・ブーシュ。

郷土料理“Gougre”

オスピス・ド・ボーヌで有名なボーヌの街。
短い滞在ではありましたが、ディナーとランチで訪れたそれぞれのレストランで提供されたアミューズブーシュ。
それがグジェールでした。

グジェールは、シュー生地にチーズを混ぜて焼く、ブルゴーニュ地方の郷土料理です。
シンプルですが手軽にサクッと食べれ、香ばしさと食感、チーズの味わいがワインと相性のいい小さなおつまみです。
中身は空洞?ですが、きのこやハムなどの具材を詰める事もあるようです。

グジェールとワイン。

サクサクとした食感、ほんのりとしたチーズの風味は、色々なワインとよく合いました。
ブラン・ド・ブランのクレマンで乾杯をして、片手にはグジェール。
ジョゼフ・ドルーアンの白ワイン『プイィ・ヴァンゼル』のフレッシュで華やかな味わいにも寄り添いました。

その万能さ、美味しさに、日本に戻ってついついレシピを検索しました。
スタンダードなタイプなら作れるかな?と思いつつ、上手く膨らまないような気もして未挑戦です。

様々なグジェール

一口にグジェールと言っても、そのレシピはお店や家庭によって様々。
ディナーで訪れたレストランでは、結構大きめでシンプル。熱々で供され、香ばしい香りにお腹が鳴りました。
翌日のランチでお邪魔したのはシックで落ち着いた雰囲気のレストラン。
サービスされたグジェールもどこかよそ行きの表情で、サラミと可愛らしいジャンボンペルシエが添えてありました。

日本ではフレンチレストラン等で、お目にかかる事の出来るグジェール。
ブルゴーニュではレストランだけでなく、ワインのテイスティングの際にも食べられるそうです。
こちらではバゲットを口にする事が多いですね。

ワインを飲まれる機会が多くなる年末年始。
ブルゴーニュ風なアペリティフの楽しみ方として、グジェールを添えてみてはいかがでしょうか?
プレーンな味わいで幅広いワインのお供になると思います。

顔写真

シニアソムリエ 吉間 崇行

JSA認定シニアソムリエ
HRS認定1級レストランサービス技能士
HRSテーブルマナー認定講師(西洋)
元ホテル阪急インターナショナル スペシャリティレストラン 「マルメゾン」マネージャー
2016年に地元神戸にてレストラン エスピスをオープン。マネージャー兼ソムリエとして勤務。現在に至る。