ヴォーヌ・ロマネの名門メオ・カミュゼ
コラム | 2023年4月14日 | ワインソムリエ吉間
“神様アンリ・ジャイエ”の薫陶を受け継いだメオ・カミュゼ。
歴史あるドメーヌですが、紆余曲折しながら、今に至るヴォーヌ・ロマネの名門。
世界中で稀少ワインとして販売され、日本でも入手困難な生産者のひとつです。
クリマでも、来週から2019年ヴィンテージを中心に販売予定のメオ・カミュゼを今回ご紹介したいと思います。
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コラム | 2023年4月14日 | ワインソムリエ吉間
“神様アンリ・ジャイエ”の薫陶を受け継いだメオ・カミュゼ。
歴史あるドメーヌですが、紆余曲折しながら、今に至るヴォーヌ・ロマネの名門。
世界中で稀少ワインとして販売され、日本でも入手困難な生産者のひとつです。
クリマでも、来週から2019年ヴィンテージを中心に販売予定のメオ・カミュゼを今回ご紹介したいと思います。
栽培農家と代議士であったエティエンヌ・カミュゼによって始まったドメーヌです。
エティエンヌの娘であったマリア・ノワロには跡継ぎがなく、1959年に近親のジャン・メオに託します。
ジャン・メオはパリにて、ド・ゴール政権の官僚の為、直接ドメーヌを管理することが出来ず、畑を折半耕作の形で小作人に任せて、できたワインを樽のままネゴシアンに売っていました。
この時に小作人として働いていたのが、ブルゴーニュの神様となるアンリ・ジャイエ氏です。
1980年代半ばに折半耕作の契約が切れ、メオ家にも畑が返還。
1985年からドメーヌとして元詰めは本格的にスタートします。
ジャン・メオはパリに居るため、ドメーヌの経営が難しくなり、1989年に引き継がれたのが当時24歳だったジャンの息子、今のメオ・カミュゼのオーナーであるジャン・ニコラ・メオです。
若き当主にアンリ・ジャイエもコンサルタントとしてドメーヌに残ったと言われています。
リシュブールやクロ・ド・ヴージョ、エシェゾーにコルトンなどの特級畑を持っています。
クロ・ド・ヴージョ城は、カミュゼ家の所有だった歴史もあり、城周囲の真下である素晴らしい位置の畑を占めています。
アンリ・ジャイエが開墾した1級のクロ・パラントゥーもあり、至高のクリマも所有しています。
ブドウ畑は大部分がビオロジック農法、醸造はジャイエから受け継いだ完全除梗と15℃の低温マセレーションです。 樽熟成時の新樽率は、村名で50%、1級畑で60~65%、特級は100%です。
ジャン・ニコラはあらたに、“メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール”の名前でネゴシアンも行っています。
コート・ド・ニュイ全域で行っており、メオ・カミュゼのスタッフが畑の管理や収穫まで、ドメーヌ同様に扱っているクリマもあります。
ブドウやマストを買い付ける場合でも、選定や収穫時の選果を行っているため、ネゴシアンと言えども最高のワインを造っています。
ドメーヌワインは希少価値が高く、それを補うネゴシアンですら入手困難。
今回数量限定ですが、手に入るチャンスです。
是非、ブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエの薫陶を受け継いだメオ・カミュゼのワインを味わってみてください。
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