メオ・カミュゼ / Meo Camuzet
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年2つ星生産者。初代当主は神様アンリ・ジャイエ。ヴォーヌ・ロマネ名門ドメーヌ。
ドメーヌの歴史
1900年代初頭、栽培農家であると同時に、コート・ドール県選出の代議士であったエティエンヌ・カミュゼに始まります。
畑は折半耕作の形で小作人に任せて出来上がったワインは樽のままネゴシアンに売却していました。
この時の小作人でドメーヌのワインを手がけていたのが、初代当主に呼ばれたブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエです。
1985年から本格的にドメーヌ元詰めが始まります。
栽培と醸造
ドメーヌはリシュブール0.34ha、クロ・ド・ヴージョ3.03ha(初代当主が1920年にシャトーの建物と同時に購入した畑)、エシェゾー0.44ha、3つのコルトンといった特級畑を所有。
戦争直後にアンリ・ジャイエが開墾したヴォーヌ・ロマネ1級クロ・パラントゥー0.3haなど数々の宝石のようなクリマを所有しています。
ぶどう畑はほどんどがビオロジック農法による栽培。
醸造方法はジャイエ譲りの完全除梗の上15℃の低温マセレーション。新樽率は、村名で50%、1級畑で60~65%、特級は100%で樽熟成を行います。
またジャン・ニコラは「メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール」の名前でネゴシアンビジネスも行っています。
マルサネ、フィサン、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニィ、ニュイ・サン・ジョルジュなど、ドメーヌもののヴォーヌ・ロマネを補う形でコート・ド・ニュイのアペラシオンを余すことなく網羅。
これらの中にはメオ・カミュゼのスタッフが畑の管理から収穫まで、ドメーヌの畑と同様に仕事をしているクリマも少なくありません。
ブドウやマストを買い付ける場合でも、夏季剪定や収穫時の選果を行い、品質の安定を図っています。