ブルゴーニュのスパークリングワイン「クレマン・ド・ブルゴーニュ」

コラム | 2022年12月23日 | ワインソムリエ吉間

フランスのスパークリングワインと言えばシャンパーニュですが、フランス全土でスパークリングワインは造られています。
その中でも、高品質のスパークリングワインを産出している地域があります。
その1つがブルゴーニュ地方で造られている“クレマン・ド・ブルゴーニュ”です。
お手頃価格で、高品質なスパークリングワインをご紹介したいと思います。

“クレマン・ド・ブルゴーニュとは”

ブルゴーニュワインの生産量の約10％がスパークリングワインで、クレマン・ド・ブルゴーニュ（Clament de Bourgogne）と呼ばれフランスで認められた8ヶ所のひとつ。
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で最低9ヶ月間の瓶内熟成が義務付けられており、日本市場でも輸入量が増えています。

“ぶどう品種”

ぶどう品種もシャルドネ種、ピノ・ノワール種が多いですが、それ以外のぶどうも使用されており、アリゴテ種やピノ・ブラン種、ガメイ種やサシー種なども使われます。
シャンパーニュと同じように、ブレンドやブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワールなど味わいも様々です。
高品質なものが多くあるのは、やはり上質なぶどうが使われているのが理由ではないでしょうか。

“高品質＆低価格”

シャンパーニュに比べてお値段もお手頃価格です。
ワインはぶどうの質が最優先されます。世界最高峰の白ワインと赤ワインが生まれる産地ですので、もちろんぶどうも高品質です。
シャンパーニュよりアルコール度数も低く、シャンパーニュ地方より南、温かい地域にある為、シャンパーニュよりも香りも華やかで、味わいも厚みがありクリーミーです。
飲みやすく、お手頃価格ですので、家飲みや親しい方との気軽な食事などにも最適です。
この季節、是非クリスマスや新年の乾杯にあわせて、一度味わってみてください。