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冬のブルゴーニュ剪定と仕立て。ルフレーヴ、ピュリニー1級の畑は今年の収穫に向けてすでにスタート!!

冬のブルゴーニュ剪定と仕立て。ルフレーヴ、ピュリニー1級の畑は今年の収穫に向けてすでにスタート。”

コラム | 2024年3月1日 | ソムリエール長谷川

すでに生産者たちは動いてます。
こんにちは!
ブドウ畑もすっかり2024年を迎え、もう今年の収穫に向けての準備へ。
12月から1月中旬まではぶどうの樹の冬眠を優しく見守り、その後の剪定が始まっています。

ブルゴーニュの多くはギヨ仕立てといい、この様に2本の枝を残します。
長い枝は今年のため、短い枝は来年のための枝となり、どの枝を残すのかは熟練の方の素早い判断でその場で選ばれ、他は切り落とされる。

選定するのは細い枝といっても何百本もの枝を切り続けるので、腕や手にとっては重労働。
造り手によっては最近は電動のハサミが導入されており、びっくり!とても効率よくなったようです。

Domaine LeflaiveのGrandCru Montrachetでの剪定

剪定された枝は、畑の端にまとめて燃やすところもあれば、車輪が付いているドラム缶を移動して枝を集めながらなので、この時期は畑の中のいたるところで、白い煙があちらこちらに。

静まり返った畑で、枝のパチパチと燃える音と、香ばしい香りに包まれるとまさに癒しの空間。
そして、その灰はまた土へと帰っていきます。

Puligny Montrachet Premier Cruの畑にて

畑の方にお願いして、少し枝を分けてもらいました。
好きなだけ持って行って!と。いつの間にかトランク満杯に。

この時期ならではの、ぶどうの枝で燻した肉のローストをレストランで楽しんでいただこうと思います!

顔写真

ソムリエール 長谷川 祥子

JSA認定ソムリエ
2008年 渡仏。
Lyonのワインショップで研修を経て、フランス中央地区のレストランに従事。
2014年 Beauneのワイン醸造学校にて国家資格BPSommelierを取得
2017年 オーナーソムリエとしてリヨンで8席のみの小さなフランス料理レストランをオープン。
Restaurant La Sommeliere (レストラン ラ・ソムリエール )
2019年 ミシュラン一つ星をいただき、現在に至る。
https://www.la-sommeliere.net/