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ブルゴーニュワインの聖地。ロマネ・コンティの畑とヴォーヌ・ロマネ村のご紹介。

フランス現地からブルゴーニュのお便り“ヴォーヌ・ロマネ村”

コラム | 2023年1月27日 | ワインソムリエール長谷川

はじめまして! フランス現地から、ブルゴーニュのお便りをお届けしたいと思います。

今日はまず、Vosne-Romanee ヴォーヌロマネ村から。
世界遺産コード・ドールに位置する、人口400人ほどのこの小さな村はフランスの宝庫です。

もちろん、ブドウ畑一色。
そのブドウの成分はすべて自然の力。紀元前にまで遡って眠っている土や岩の栄養を根からひっぱりだしてきているなんて、 実は中々ピンと来ない。。。

そんな村を少し散歩します。
2022年10月収穫後のロマネコンティの畑。葉も散りかけていて、畑も散髪の後のようにすっきり。

“畑”

この小さな畑は貴重な自然の恵みから生まれたブドウをさらに選別、厳選して、人の手によって孤高のワインとなる。
ただ人の手とはいっても、あれやこれやと人為的な力を加えるのではなく、ただただ、願い、見守るという時間が最も長い。
その温かい眼差しは、我が子を見守る親そのものではないかと思うほど。

“ブドウ”

そんなDRCのロマネサンヴィヴァンの畑には他の畑と違い、ブドウがまだちらほら。
(実は上のロマネコンティ畑の写真にも枝の上にはブドウがたくさん)
このブドウたちは取り損ねたのではなく、選別されたあとです。

選ばれなかったブドウたちも、選ばれし一房のブドウの栄養バランスのために、活躍したのです。
ワイン用のブドウって酸っぱいの?と思ってしまうのですが、ワインにするのが勿体無いくらい甘いんです!
しっかりめの果皮と、小粒の種も一緒に噛みしめてタンニンを感じるという、マニアックな食べ方おすすめです。

“バス停?”

小さな村の中心のバス停には畑の地図。とドメーヌ(ワイン生産者)の所在地の看板。
これを頼りにドメーヌの看板を見つけながら巡るのも楽しい。
でも実はここのバス停、今は使われていないそうですが、まさに無人観光案内所。

“無料観光案内所”

畑ひとつ一つに名前があり、そして性格も全く違う。
その一区画の中の、さらにどの列を、どのドメーヌが所有しているのかを、調べていくと、 その違いにさらに散歩が楽しくなります。
その話はまた別の回に!

顔写真

ソムリエール 長谷川 祥子

JSA認定ソムリエ
2008年 渡仏。
Lyonのワインショップで研修を経て、フランス中央地区のレストランに従事。
2014年 Beauneのワイン醸造学校にて国家資格BPSommelierを取得
2017年 オーナーソムリエとしてリヨンで8席のみの小さなフランス料理レストランをオープン。
Restaurant La Sommeliere (レストラン ラ・ソムリエール )
2019年 ミシュラン一つ星をいただき、現在に至る。
https://www.la-sommeliere.net/