ソムリエおすすめのチョコレートとワインのマリアージュ。
コラム | 2024年1月12日 | ソムリエ吉間
新年最初のコラム。
本年も宜しくお願いします!!
今回は先取りバレンタインにちなんで、チョコレートとワインの相性について書きたいと思います。
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コラム | 2024年1月12日 | ソムリエ吉間
新年最初のコラム。
本年も宜しくお願いします!!
今回は先取りバレンタインにちなんで、チョコレートとワインの相性について書きたいと思います。
チョコレート=甘い。のにワインが合うのか?
結論から言うと、合います!
よくある合わせ方は、酒精強化ワイン(ポートやマディラ、シェリー)が代表的ですが、
ヴァン・ド・リキュール(VDL)やヴァン・ド・ナチュール(VDN)もよく合います。
上記は、ワイン自体が甘さが強く、アルコールが高めですので、チョコレートの甘味に負けない味わいです。
では、通常のワイン(スティル・ワイン)で、それもブルゴーニュワインでチョコレートと合うのか。 ちょっと考えたいと思います。
人は、酸味や苦味は、甘みより強く感じてしまいます。
チョコレート(苦味)ワイン(渋味)はポリフェノールからですが、
どちらにもあるので強調されてしまい、合いそうで合わない組み合わせのように思ってしまします。
ましてや、繊細はブルゴーニュのピノ・ノワール、酸味があるブルゴーニュのシャルドネにどうやって。。
チョコレートはそのままも美味しいですが、他の食材などを合わすことでより楽しむことが出来るものです。
ワインの香り、味わいに寄り添う事によって、お互いの味わいを高める方法がいいと思います。
今回は、3つのテーマに絞ります。
先ほど書いた苦味ですが、チョコレートとワインの苦味、渋味とは別の苦味を足すと面白い効果がでます。
例えば、オレンジ(柑橘の皮)や金柑、カンパリなどなど。
苦味に香りが入ると心地よく、ブルゴーニュの赤ワインも熟成するとオレンジの香りが出てくることがあります。
気をつけて置きたいのは、フルーツの酸味が強すぎると、ワインの味わいがボケてしまうので注意。
フルーツの苦味はワインとの相性がいいのではないでしょうか。
ナッツは50%以上脂質が多く含まれており、身体にいい不飽和脂肪酸とも呼ばてていますよね。
ナッツ類はチョコレートに食感と香ばしさ、脂質で滑らかさをプラスしてくれます。
また、ブルゴーニュの白ワインの中でも、樽を使ってふくよかに仕上げたワインなどは、ナッツオイルのような風味や滑らかさがあります。
ローストしたナッツ類は香ばしさがプラスされますので、チョコレートの甘みも抑えら、ホワイトチョコを使うとさらに白ワインでも合わせやすくなります。
ワインはぶどうから造られます。当たり前ですが、、ですのでレーズンなどはもちろんチョコレートに入っていればよりマリアージュしますよね。
苦味でも出ましたが、柑橘類もオレンジピール、ガナッシュにしても美味しいですね。
バナナや、りんごなども以外と白ワインに!
ブルゴーニュワイン以外のボディの強いワインであれば、マンゴーやパッションフルーツなど南国フルーツでもワインとマリアージュします。
ブルゴーニュの赤ワインにもスパイスの香りがあります。
ジュヴレ・シャンベルタンが代表的ですが、コート・ド・ボーヌの赤ワインにも感じることが出来ます。
日本の山椒や山葵、カモミールなども面白かも。
ちょっと脱線しますが、チョコレートにオススメがトンカ。
クマルというマメ科の植物の種子を乾燥させてもので、バニラのような甘くウッド調な個性、日本の桜餅のような香りです。
削って入れるだけで、個性的な味わいになります。
冬が終わり、春に向けて使えるスパイスかもしれませんね。
ワインは何が逢うか探してみたいです。
甘く濃いチョコレートに甘いワインを合わせる同調のマリアージュもいいですが、
フランス料理のように、食材を組み合わせ足し算にしていく。
何かを足すことで、チョコレートとワインの良いところを広げ、喧嘩せずにマリアージュできる。
その方が、味のレパートリーが広がり楽しみを増えるのではないでしょうか。
神戸にあるレストラン エスピスの江見シェフは、赤ピーマン×チョコ=焼きなすの甘みと香ばしさがダークチョコとマリアージュするかも。
チョコ×ほうじ茶、ホワイトチョコ×牡蠣やキャビア、チョコ×大葉など様々な食材でのワインとチョコレートのマリアージュの提案を頂きました。
組み合わせは無限大ですね。
今回の3テーマのチョコレートは、すでに販売されているチョコレートの組み合わせです。
そう!気軽に、難しく考えずにワインと楽しめるんです!!
是非、お好みのチョコレートにブルゴーニュワインとの組み合わせを見つけてみてください。