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来週最新2021年ヴィンテージ販売。至高の畑にに包まれたドメーヌ。歴史と新たなスタートを切ったドメーヌ・ド・ラルロをご紹介。

来週最新2021年ヴィンテージ販売。至高の畑にに包まれたドメーヌ。歴史と新たなスタートを切ったドメーヌ・ド・ラルロをご紹介。

コラム | 2023年7月28日 | ワインソムリエ吉間

ドメーヌ・ド・ラルロ
ニュイ・サン・ジョルジュから2km南に位置し、周囲を約4.0haのブドウ畑“クロ・ド・ラルロ”に囲まれたドメーヌ建物。
個人から企業へ。歴史と共に移り変わり、新たな女史を迎えスタートしているラルロの最新ヴィンテージが入荷しました。
2023年8月1日(火)20時~販売予定のラルロを少しご紹介します。

Domaine de l'Arlot


“ラルロ”は、プレモー村とクロ・ド・ラルロの地下に流れる小さな川が語源です。
18世紀末、ブルジョア階級出身のジャン・シャルル・ヴィアノがフランス革命以降に建物と畑を所有しドメーヌの周りに塀を建設しました。
これがクロ・ド・ラルロです。

19世紀末までこの家族が所有していましたが、フィロキセラなどで多くの所有者が手放す中、1891年に買い取ったのが、ジュール・ベランです。
あの有名なクロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュやクロ・デュ・シャポーもこの時期に手に入れます。
今のラルロを造ったのが、アクサ創設者のクロード・ベベアール氏です。
レジオン・ド・ヌール勲章オフィシエ章を叙された。現アクサブループ名誉会長です。
ちなみに誕生日は明日7月29日。

運営はデュジャクで修行したジャン・ピエール・スメ氏が行いますが、2007年に引退。
以降は、ラルロをトップに押し上げたオリヴィエ・ルリッシュ氏が受け継ぎますが、2010年に退社。
独立して南仏に夫婦でドメーヌ・デ・ザコルとしてスタート。
2011年にジャック・デュヴォージュが就任するが、クロ・ド・タールに引き抜かれます。
そして2014年から醸造責任者を務めるのが、ジェラルディンヌ・ゴド女史です。

栽培と醸造

2014年9月から新たなスタートを切ったラルロ。
彼女の高い知識と技術力、情熱や哲学は、これまでの責任者に劣ることなく、 新しい風が吹き込まれました。

2000年には有機栽培に切り替えたラルロですが、2003年には素早くビオディナミ農法へ転換しています。
除草剤などの化学的介入は避け、 耕作によって畑の微生物を活性化させる事が重要と考えています。
ブドウは手積み、潰れないように小箱に収穫され2回選別します。

ブドウは収穫から樽への流入まで、一切ポンプを使用しません。
自然の重力に任せ、無理な負荷をかけないことで、ブドウ(テロワール)のキャラクターがそれぞれしっかり出てきます。
人の介入を避けることで、より純粋にテロワールが表現されるラルロ。

虜になるワイン。

現醸造責任者のゴド女史のワインは、エレガントで透明感溢れるキレイ系スタイルのワイン。 赤い果実香とスパイス、ヴァニラなどのふくよかな味わいは、ラルロならではの複雑さを兼ね備えた味わいです。 広域ワインでもモノポール(単独所有畑)を持っています。 是非、虜になるドメーヌ・ど・ラルロを味わってください。

ラルロの生産者ページはこちら

顔写真

シニアソムリエ 吉間 崇行

JSA認定シニアソムリエ
HRS認定1級レストランサービス技能士
HRSテーブルマナー認定講師(西洋)
元ホテル阪急インターナショナル スペシャリティレストラン 「マルメゾン」マネージャー
2016年に地元神戸にてレストラン エスピスをオープン。マネージャー兼ソムリエとして勤務。現在に至る。