ピエール・アミオ・エ・フィス / Pierre Amiot & Fils
モレ・サン・ドニの地に5世代続く名家。
ドメーヌの歴史
ドメーヌ・ピエール・アミオはジャン・ルイとディディエ兄弟の父ピエール氏によって1975に設立された5代続く家族経営のドメーヌです。
1992年に現当主の兄弟がドメーヌを引継ぎ、現在に至ります。
(5人兄弟の次男であるクリスチャンは現在ドメーヌ・アミオ・セルヴェルを運営)
主にジャン・ルイが醸造面を、ディディエが栽培面を担当していますが、明確な担当分けはしておらず兄弟で話し合いながら運営しています。
ジャン・ルイ氏は1990年からモレ・サン・ドニの栽培組合長としても活動されています。
栽培と醸造
除草剤は一切使用せず、リュット・レゾネ(減農薬)を実践しています。1haあたり1万株という高密度の植樹、1haあたり42~48hlという低収量で栽培しています。
DRCでコンサルタントを務める唯一の人物、ピエール・ミレマン氏がドメーヌ・ピエール・アミオのコンサルタントを務めるようになったのは2002年産からです。
以後、自生の天然酵母のみを使用するようになります。
その他にもゆっくりと丁寧な抽出をするなど、ドメーヌのワイン造りから人工的なものは極力除かれ、より「自然」に寄り添うアプローチがとられるようになっていきます。
ピエール・ミレマン氏は栽培手法から醸造面まで、全ての工程でコンサルタントとして携わっています。
DRCを始めとして一部の生産者が根強く実践する「全房醗酵」は、彼が支持する手法のひとつ。
ピエール・アミオでは彼の助言により、年によって差はあるものの20%程度を全房醗酵させることがあります。