新樽率20%のオーク樽にて17カ月間熟成。
集落を挟んで、斜面上部には特級畑クロ・デ・ランブレイ。
※インポーター資料より。
ランブレイ / Domaine des Lambrays
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年3つ星生産者。600年以上続く畑を守り、進化し続ける偉大なドメーヌ。
2014年からはLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がオーナーとなり、2019年にはドメーヌ・クロ・ド・タールの総支配人だったジャック・ディヴォージュ氏が支配人兼醸造責任者に就任します。
前任のティエリー氏の下で研修を受けたジャックは、当時の流行りの濃厚なピノ・ノワールより、全房発酵を取り入れて、優しく抽出をするティエリー氏の意思を受け継いで造っています。収穫は1haあたり平均30hLと低収量で、手摘みで行います。
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ヴィンテージや天候などで調整しますが、基本的に除梗を行いません。
茎を一緒に入れる利点は、発酵時の温度上昇が緩やかになり、ゆっくりと発酵が進むことと、茎からタンニンだけでなく穏やかな酸が抽出されるためです。
力強さとしなやかさを併せ持ち、骨格がしっかりしてるにも関わらず、エレガントなワインが生まれます。
今も、100年後も愉しめる。そんなワインを造り出しています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
モレ・サン・ドニ / Morey Saint Denis
個性豊かな村に挟まれた小さな村。グラン・クリュが3割を占めた隠れた銘醸地。
南北に広がるコート・ド・ニュイ地区のほぼ中心に位置する村です。
中世から評価が高かった村ですが、2つの有名な村に挟まれ、原産地呼称制度が出来る前は、その2つの村名でワインが販売されていました。修道院や領主が発展させた畑が多く、当時の名前のクリマも残っています。栽培区域の標高は250~350mでグラン・クリュは県道の西側、東向き斜面の中腹に位置します。
小さな村ですが、グラン・クリュの栽培面積の割合が多く、プルミエ・クリュ畑はひとつひとつが小さいのが特徴です。土壌はジュラ紀中期の石灰岩、粘土石灰岩が広がり、村の下方の斜面は、泥灰岩が多くなります。