上品な果実味と木樽のニュアンスが絡み合った複雑さを持ち、ミネラル感がもたらすエレガントな表情を見せるスタイルです。
新樽率15%のオーク樽にて17カ月間熟成。
※インポーター資料より。
ランブレイ / Domaine des Lambrays
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2026年3つ星生産者。600年以上続く畑を守り、進化し続ける偉大なドメーヌ。
2014年からはLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がオーナーとなり、2019年にはドメーヌ・クロ・ド・タールの総支配人だったジャック・ディヴォージュ氏が支配人兼醸造責任者に就任します。
前任のティエリー氏の下で研修を受けたジャックは、当時の流行りの濃厚なピノ・ノワールより、全房発酵を取り入れて、優しく抽出をするティエリー氏の意思を受け継いで造っています。収穫は1haあたり平均30hLと低収量で、手摘みで行います。
生産者ページはこちら
ヴィンテージや天候などで調整しますが、基本的に除梗を行いません。
茎を一緒に入れる利点は、発酵時の温度上昇が緩やかになり、ゆっくりと発酵が進むことと、茎からタンニンだけでなく穏やかな酸が抽出されるためです。
力強さとしなやかさを併せ持ち、骨格がしっかりしてるにも関わらず、エレガントなワインが生まれます。
今も、100年後も愉しめる。そんなワインを造り出しています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ピュリニー・モンラッシェ / Puligny Montracet
今や世界的な白ワインの銘醸地に数えられる村
今や世界的な白ワインの銘醸地に数えられる村ですが、歴史を振り返れば赤ワインを造っていた産地であり現在の評価が確立するのも19世紀になってからです。
栽培地域は南北に約1.5kmと狭いのに対し、標高が230~380mと高低差があります。南北に伸びるラッシュ山、東向き斜面の南側4分の1がグラン・クリュ、北側4分の3がプルミエ・クリュの畑があります。モンラッシェとバタール・モンラッシェは隣のシャサーニュ・モンラッシェ村にも広がっています。土壌は粘土質と泥質の表土は、上部では石灰質が強くなり、下部では粘土質が強くなります。レジョナルは斜面下の東側で平地がほとんどで砂利が多い土壌です。
地下水層が近いため、地下深いカーヴが無かったため、ワインを貯蔵出来ず、ドメーヌ元詰めが一般化するのが他の地域より遅かったのも特徴です。現在は白ワインが99%で若干の赤ワインもあります。


