シャンボール・ミュジニー・レ・バビエールに植えられた、ピノ・ブラン100%。
たった0.05ha。
植樹は1945年で、樹齢約80年のヴィエイユ・ヴィーニュ。
このピノ・ブランは長年シャルドネとブレンドされ、文字通りのハウスワインとして100%自家消費されていましたが、
祖父がちょっと変わった白ワインが飲みたいと言い出し、造られたピノ・ブラン100%のワイン。
粘土石灰質表土の下に、厚い砂の層があります。
この砂がピノ・ブランの特徴をより良く引き出し、アプリコットや熟したパイナップルのような果実の香りとまろやかなミネラルが愉しめます。
1回使用樽1樽(約300本)のみの生産で、12ヶ月間熟成させた“家族のキュヴェ”ワイン。
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ユドロ・バイエ / Hudelot Baillet
笑顔とヴィニュロンの顔を持つ、品質向上を続けるドメーヌ。
1981年の設立以来ネゴシアンへの販売がほとんどだったこのドメーヌが、本格的に自社瓶詰めを開始したのは1998年で、フランス空軍のメカニックだったドミニク・ル・グエンが娘婿としてドメーヌに参画してからです。
醸造学校を修了した後、義父の5代目ベルナール・ユドロから栽培と醸造の理論と実際を学び、2004年に独り立ちしました。
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15年間以上にわたってリュット・レゾネ栽培を実践し続けているヴィニュロンです。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ブルゴーニュ / Bourgogne
ワインランクは下でも、掘り出しワインの宝箱
ブルゴーニュ全体の広域畑(384の村)の為、ワインのランクはもっとも下になりますが、全体の53%の産出量あります。
著名生産者などの、格付けに値しない若木などから造られるぶどうもあるため、格付けや価格以上のワインがあることも。掘り出しワインの宝箱です。