毎年ブドウを買えるとは限らない最上位のアペラシオンの中で、創業時からこれだけは全ヴィンテージ継続して造っている、深い思いれのあるワイン。
仲田氏のすべてを出し切って造る、醸造の結晶ワイン。
平均樹齢45年のVV。収量は30hl/ha。
天然酵母のみで発酵(一部、一次発酵も樽内)。
シャサン社製「グラン・ファン」の新樽1樽、同1回使用樽2樽で18ヶ月間樽熟成。
無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
※インポーター資料より。ピジャージュを行わないのが仲田氏のこだわり。
強く醸造してしまうと、凝縮感は得られるが苦味や渋みがが出てします。
ネゴシアンもドメーヌものも全てエレガントに仕上げるのがこだわりこだわりです。
ブルゴーニュ・ルージュより繊細で華やかでありながら複雑味のある飲みやすいワインに感じるとのこと。
※2025年2月27日にお会いした際の仲田氏のコメントより。
ルー・デュモン / Lou Dumont
フランスで、ブルゴーニュで認められた日本人醸造家。
仲田氏は大学時代、アルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という想いから1995年に単身フランスに渡りました。
フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立。
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれます。設立から25年、ワインの味わいもスタイルも仲田氏と共に変化。歳の節目に醸造方法も少しずつ変化しているそうです。
今は、除梗比率を下げて、全房ブドウ比率をアップ。 オレンジラベルの天地人のルー・デュモンのワインは、平均で全房比率50%で、ドメーヌワインは80%全房比率、ネゴシアンのコルトンや濃いめのワインは仲田氏のイメージで、全房を10%にしています。
ACブルゴーニュやパストゥーグランなども比率を下げて造っていますので、ヴィラージュクラスより濃く感じるかもしれません。今の仲田氏が造りたいワイン。
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「全房比率を上げて、飲みやすくフルーティなワイン」 ピジャージュをして強く造ってしまうと、苦味や渋みが出てしまうので、全てのワインでピジャージュを一切せず、SO2も減らしたエレガントなワインを目指しているそうです。
- Vintage 2023
2023年は、ワイン収穫量好調。過去5年間の平均を上回る見込み。
ブルゴーニュをはじめ、フランス内陸の産地は、比較的好調で、一部カビが発生したものの、過去5年間の平均収穫量を上回る見込み。
ボルドーなどの地中海沿岸は干ばつの影響を受け、厳しい状況のようです。
7月11日に雹の被害が出て、ムルソー、サン・トーバン、ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュを中心でコート・ド・ボーヌ全範囲で被害が出る異常気象。
ボージョレ地区でも被害が出ているようですが、残ったブドウからは濃縮感のあるワインができる期待が出ています。
ジュヴレ・シャンベルタン / Gevery Chambertin
9つのグラン・クリュを擁する、力強い男性的なワインを生み出すブルゴーニュワインの王様
コート・ド・ニュイ地区で最大の面積を持ち、最も多く9つのグラン・クリュがある代表的な村です。
ニュイ地区でヴォーヌ・ロマネ村と人気を二分する村。芳醇で力強く男性的なワインとして有名です。集落の背後にある背斜谷を境に北部・扇状地・南部に分かれます。
北部にはクロ・サン・ジャックなど代表するプルミエ・クリュが多く、扇状地にはコミュナルが中心、南部には9つの全グラン・クリュが生産されています。
グラン・クリュは標高約260~300mの東向きの斜面に並んでいます。土壌は区画によって異なりますが、グラン・クリュは茶色い土壌に泥土や砂利質の蓄積物で斜面は粘土石灰質。プルミエ・クリュは茶色い石灰質、コミュナルは茶色のカルシウム質と石灰岩の土壌に斜面から崩れ落ちた蓄積物や平野部の赤い泥土に覆われた泥灰岩で、この小石が多い土壌はワインにエレガンスを与え、粘土と貝の化石を多く含む泥灰岩が、ワインにボディを与えてくれます。
ぶどうはピノ・ノワールのみ使用可能で、北に位置するブロション村の一部が含まれます。


