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モンジャール・ミュニュレ / Mongerd Mugneret
9代に渡ってワイン造りを行う老舗ドメーヌ。
ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。
1941年創立ですが、1620年頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、コート・ド・ニュイからコート・ド ・ボーヌまで広く畑を所有している老舗ドメーヌです。ぶどう栽培では2003年から一部の畑(ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブード、ヴォーヌ・ロマネ1級シュショ、プティ・モン、それに全特級クリマ)でビオロジック農法を始めています。
それ以外の畑はリュット・レゾネですが、これだけ広範囲にわたる畑を農薬に頼らず耕作するのは大変なこと。
グリーン・ハーヴェストを実施し、ヴィラージュは40hl/ha、グラン・クリュは30hl/haに収量を抑えています。
収穫はすべて手摘みで行われています。赤ワインの醸造は、マセラシオンを低温で4~5日行われ、アルコール発酵は30℃で12~15日。
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その後、タンニンが強く出ないように1度だけかつストレスをかけないために空気圧で圧搾を行います。
マロラクティック発酵はオーク樽で2ヶ月間、ライトトーストのものを使用しています。
- Vintage 2017
2017年は、ブルゴーニュの一人勝ち?素晴らしいヴィンテージ
気候の変動が多く、4月末のフランス全土の寒波によってほどんとの地域で被害が出ますが、ブルゴーニュは免れます。糖度と酸度、タンニン全てにおいて申し分ないぶどうができ、収穫量が減っていたブルゴーニュに光が戻ってきた年です。
ヴォーヌ・ロマネ / Vosne Romanne
世界最高峰の赤ワインが生み出される村
ヴォーヌ・ロマネ村とお隣のフラジェ・エシェゾー村を含む、8つのグラン・クリュはいずれも、世界最高峰のピノ・ノワールが生まれる、コート・ド・ニュイの赤ワインを代表する村です。
栽培区域は標高230~340mの斜面と一部集落のある平地に広がっています。
斜面は全体的に真東を向いていますが、村のほぼ中央から西から東に広がるコンクール背斜谷周辺では、北東向き(クロ・パラントゥー)、南東向き(オー・ブリュレ)などもあります。斜面は中腹では緩やかですが、南端部では比較的斜面が多きい場所もあります。
この村の中心には帯土壌は石灰岩が主体で、斜面上部は表面が薄く非常に小石や砂利が多くなります。
下部は石灰岩に泥灰岩層、平坦部では酸化鉄を多く含む粘土質で色も赤っぽく見える土壌です。他の村よりも粘土の含有が多く、リッチな味合いを生み出します。