赤ワインも、きめ細かくしっかりした優れた、コストパフォーマンスに優れたものを造っています。
2017ヴィンテージよりブルゴーニュ コート ドールにワイン名変更。
ムルソー村の2つの区画のブドウを使用しています。
※インポーター資料より。
フランソワ・ミクルスキ / Francois Mikulski
ムルソーのクールガイ。
当主であるフランソワ・ミクルスキ氏はボーヌで醸造学を学んだ後、カリフォルニアのカレラ・エステートで研修を受けます。
1984年に叔父のピエール・ボワイヨ氏に従事し、さらに経験を積んだ後、ボワイヨ氏が引退した1991年にメタヤージュにより畑を引き継ぎ、自らのドメーヌを設立しました。ムルソーを中心に約8ha、16区画を所有しています。
環境に優しい栽培方法を心がけ、畑ではビオロジックを実践、また自家製のコンポスト(堆肥)を使用します。
収量は、白は45hl/ha~50hl/ha、赤は35hl/haに抑えています。
ブドウの良さを素直に表現するために、醸造工程ではできるだけ自分たちの介入を減らすような造り方を心がけています。白は天然酵母を用い冬は6~8℃に保たれるという岩盤を掘った地下のカーヴで3~4ヶ月かけて発酵。
その後、熟成はオーク樽で12ヶ月以上、樽のニュアンスが出過ぎないように新樽比率は20%以下に抑えます。赤のガメイはステンレスタンクにてマセラシオンカルボニックを行います。
ピノ・ノワールは15~17日間ステンレスタンクで発酵させた後、オーク樽にて14ヶ月以上熟成させます。
プルミエ・クリュやポマールには約35%新樽を使います。生産量の60%が輸出されていますが、日本には数が少なく入手困難な造り手のひとりです。
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設立当初はこってりしたボディの強いワインが目立ちましたが、最近は新樽率を下げて、骨格はしっかりありながらエレガントなワインに仕上がっています。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ブルゴーニュ・コート・ドール / Cote d'Or
黄金の丘(コート・ドール)で造られるワイン
コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌに位置する40ヶ所の村に対して2017年から認められたA.O.Cです。赤と白が認められています。