オスピスの最も偉大な後援者の一人であるゴーヴァンからのワイン。
オスピス・ド・ボーヌ / Hospices de Beaune
寄付により生まれた最上の畑から形成されるワイン。
1851年から始まった、世界最古のワインチャリティーオークション。
毎年11月第3日曜日に開催されます。元々は、1443年にニコラ・ロラン夫妻によって、貧しい人たちの為に建てられた施療院に始まります。
さらには、貧しく治療費の払えない人々のための病院(オスピス)としても運営されるようになりました。
その運営費用は、自らの所有するぶどう畑を寄付、その畑から作られるワインの収益によりまかなわれていました。
「奉仕の心」に胸を打たれた人々によって、オスピスにはワイン畑が寄進されるようになったのです。現在では、そのワインがオークションにかけられるように。樽熟成しているワインを「樽」で落札した人の名前がラベルに記載されます。
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近年の醸造技術の向上により、樽違いでの品質の低下やバラつきは無くなっています。
- Vintage 2016
2016年は、生産者個性が試されるヴィンテージ
記録的な暖冬からはじまった2016年も3月を過ぎると気温の低下。4月からの霜と雹の被害。7月には例年並みの気温に戻るが非常に難しい年になりました。生産者の腕と畑が試されるヴィンテージです。
ヴォルネイ / Volnay
女性的なしなやかな個性を持つ。 熟成した香り豊かなワインもおすすめのコート・ド・ボーヌの赤ワイン産地。
北隣のポマールが男性的と対象的な赤ワインの産地です。
17~18世紀の建物は今でもドメーヌ兼住居として今も現役で、栽培区域が1.5kmほどの正方形に近い形状で210haの栽培面積はコート・ドールの中でもっとも小さい分類に入ります。標高は225~375mと高低差があるが、プルミエ・クリュは斜面中腹あたり240~300mが中心で栽培されています。
斜面上部は泥灰質母岩で表土は薄くて小石まじりで、小石は酸化鉄を含む為、少し赤っぽい石が散乱しています。