品種:アリゴテ100%
樹齢:1938年、1991年
位置:標高220m、北向き、北東向き
土壌:赤色粘土石灰質
古樽と石器で醗酵
古樽と石器で10-15か月熟成。
インポーター資料より。
-
カシオペ / Cassiopee
若い夫婦がマランジェの可能性を確信し、2020年に設立したNEWドメーヌ。
2020年に、ユーゴ氏とタルラ女史が起ち上げたドメーヌ。
共に1994年生まれの二人は、農学と醸造学のエンジニアでボルドー大学の同級生でしたが、想いはブルゴーニュへ。ユーゴ氏は、ムルソーのジャン・マルク・ルーロやシャンボール・ミュジニーのフレデリック・ミュニエで修行し、ボーヌの醸造学校でビオロジックを学びます。
タルラ女史は、バンジャマン・ルルーやクロ・ド・タール、スイスではビオディナミの大家であるマリー・テレーズ・シャパールで修行します。そんな二人に、サンピニー・レ・マランジェで、5.3haの畑が家付きで売りに出されたとの知らせが舞い降りてきたのです。
バンジャマン・ルルーに相談し購入の決断をした二人。
マランジェを選んだ理由は、今後大きな可能性を秘め、これからの気象変動等を考えると非常にメリットがあるエリアと判断したそうです。
ドメーヌの名前には「もし二人の間に子供が生まれたら名付けようと思っていた’’カシオペ’’」をそのまま採用しました。5.3haの自社畑は、1箇所を除き、畑はセラーから30分圏内にあります。
土壌・標高・傾斜などそれぞれテロワールの違う9区画(10キュヴェ)を所有しています。
ビオロジック(一部ビオディナミ)で2023年には認証取得を予定しており、畑のケアにハーブティを使用しています。
全て区画ごとに分けて醸造、熟成、瓶詰めを行います。
SO2は必要時に微量のみ使用。
全ての工程を、ビオディナミのカレンダーに基づいて行います。
白ワインは、3時間かけてゆっくりとプレスし、一晩寝かせて、少し折りを残した状態で樽に入れ約45日間自然発酵後に熟成。
生産者ページはこちら
赤ワインは、ステンレスタンクに入れて一旦温度を下げます。2~3日後にゆっくり自然発酵がスタート。
ルモンタージュ後、2週間タンクにて落ち着かせてからプレス。2日後に樽にて熟成。
マロラクティックはあくまでも自然にまかせて行います。
- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ブルゴーニュ・アリゴテ / Bourgogne Aligote
著名ドメーヌも生産強化?幅広い味わいに変わりつつあるワイン。
ブルゴーニュの白ワインと言えばシャルドネ種ですが、意外とアリゴテ生産量は多く、少なかった2008年でも100万ケース相当のワインができています。
近年は著名ドメーヌもアリゴテ種に着目し、ネゴシアンへ販売や個人消費していたアリゴテのブドウをドメーヌワインとして造り販売強化してます。
フレッシュさと酸味だけでなく、幅広いアリゴテワインが造られてきています。