-
ジョルジュ・ルーミエ / Georges Roumier
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年3つ星生産者。低迷から復活を成し遂げた大人気ドメーヌ。
現当主クリストフ・ルミエ氏の祖父にあたるジョルジュ・ルミエ氏によって設立されたこのドメーヌは、1945年から所有者元詰でワインを造り始めました。
そして1982年にクリストフ氏はディジョン大学を卒業後すぐにドメーヌに加わり任されます。
彼はそれぞれの葡萄畑のテロワールを表現することを心掛けて、ワイン造りを行っています。収穫は全て手摘みで行われ、2003年に選果台を導入、畑と醸造所とで2度行います。
発酵桶は1998年までは木製開放桶で、その後はステンレスとセメントタンクを併用、2009年以降は100%ステンレスタンクでの発酵に変わっています。通常、除梗率は75%ですが、暑い年などは、変更しワインにフレッシュ感を与えます。
樽に移して1年後に一度澱引きし、合計で16ヶ月の樽熟成を行います。
新樽率はアペラシオンごとに違いますが、村名で15~25%、1級で25~40%で、ボンヌ・マールでも50%以下で16ヵ月ほど熟成させます。
白ワイン以外はコラージュ、フィルター共に行いません。現在、ドメーヌでは約12haの畑を所有しています。ミュジニーで最も標高の高い区画で造るワインは年間たった450本のみ。
生産者ページはこちら
ワインラヴァーが欲しがる情熱と畑に恵まれたドメーヌです。
- Vintage 2017
2017年は、ブルゴーニュの一人勝ち?素晴らしいヴィンテージ
気候の変動が多く、4月末のフランス全土の寒波によってほどんとの地域で被害が出ますが、ブルゴーニュは免れます。糖度と酸度、タンニン全てにおいて申し分ないぶどうができ、収穫量が減っていたブルゴーニュに光が戻ってきた年です。
モレ・サン・ドニ / Morey Saint Denis
個性豊かな村に挟まれた小さな村。グラン・クリュが3割を占めた隠れた銘醸地。
南北に広がるコート・ド・ニュイ地区のほぼ中心に位置する村です。
中世から評価が高かった村ですが、2つの有名な村に挟まれ、原産地呼称制度が出来る前は、その2つの村名でワインが販売されていました。修道院や領主が発展させた畑が多く、当時の名前のクリマも残っています。栽培区域の標高は250~350mでグラン・クリュは県道の西側、東向き斜面の中腹に位置します。
小さな村ですが、グラン・クリュの栽培面積の割合が多く、プルミエ・クリュ畑はひとつひとつが小さいのが特徴です。土壌はジュラ紀中期の石灰岩、粘土石灰岩が広がり、村の下方の斜面は、泥灰岩が多くなります。