ジャン・イヴ・ドゥヴヴェイ / リュリー・ラ・ショーム

ジャン・イヴ・ドゥヴヴェイ / Jean Yves Devevey

堅実なバランスのいいワインを造るヴィニュロン。

ドメーヌはリュリーの北の外れ、三ツ星レストラン「ラムロワーズ」のあるシャニーの東、ドゥミニー村に本拠地を置く生産者。
ムルソーのコント・ラフォンやプス・ドールなどでも働いた経験をあります。

1992年にブルゴーニュ・ルージュとアリゴテからスタートさせたが、畑拡大しビオロジック栽培に転換と2002年からは買いぶどうからもワイン造りを行っています。
オベール・ド・ヴィレーヌやアンヌ・クロード・ルフレーヴなど名だたる大御所に混じって雑誌に取り上げられる生産者です。

ドメーヌの規模は7.6haで、ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌの赤白とリュリーの赤白、ボーヌ1級ペルテュイゾ、ヴォルネーがドメーヌもの。
ムルソーとシャサーニュ・モンラッシェは買付や、果汁を買ってワインを造っています。

2013年は、昨年に続き天候に悩まされた生産者の年

毎年のように悩まされる雹や雨などの被害。この年も被害が続き、春の湿度で生育が遅くなりいいスタートがきれなかった年です。収量を減らし、より良いぶどうを選果した生産者の努力で、厳しい年でしたが高品質のワインが出来た年でもあります。

リュリー / Rylly

赤白とも、フレッシュで華やかなワインとスパークリングを産出するアペラシオン。

丘陵地斜面にて栽培しており、スティルワインはもちろん、クレマン・ド・ブルゴーニュの誕生の地として多くのスパークリングワインが生産されています。

生産量は赤1に対し白2の割合で、白は軽くフレッシュなワインが多いため、比較的早く飲まれます。赤もライトなワインが多く、香りが華やかなのが特徴であり、そのフレッシュ感を楽しむのが望ましいと言われています。多く白・赤のプルミエ・クリュが存在します。