コンブ・ド・ラヴォー(ラヴォーの谷)の入り口にある1級畑。
急峻な斜面は真南を向いているが、谷を流れる涼風がバランスをもたらす。
※インポーター資料より。
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フレデリック・エスモナン / Frederic Esmonin
父と息子で造り上げるジュヴレ・シャンベルタンのドメーヌ。
当主はドメーヌ名のフレデリック・エスモナンですが、足の不自由な当主に変わり、ワイン造りを行うのは父アンドレです。
父はオスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していました。70年代にはワインを全量、ルイ・ジャドやジョゼフ・ドルーアン、ルロワなどのネゴシアンに桶売りしていましたが、1988年にフレデリックの代になり、ドメーヌ元詰めをスタートさせました。
アンドレの兄はミシェルであり、フレデリック・エスモナンとシルヴィー・エスモナンは従兄弟同士になります。ドメーヌの畑は5.26haで、2010年に加わったコート・ド・ニュイ・ヴィラージュを除いては、ジュヴレ・シャンベルタンのドメーヌであり、マジ、リュショットのグラン・クリュの畑も持ちます。
ヴィエイユ・ヴィーニュは樹齢60年、100%除梗し冷温マセレーションを4日間、最高32℃の温度で2週間醗酵し、14ヶ月樽熟成を行います。
新樽率は1級以上で100%、ヴィエイユ・ヴィーニュは40%、村名は10~15%です。冷涼なクリマが多く、ジュヴレ・シャンベルタンらしいしっかりした色あい味わいのドメーヌです。
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- Vintage 2022
2022年は、生産者に笑顔が戻ったヴィンテージ。
2022年も4月3日から数日発生した霜の被害は出たものの、前年や2016年のような壊滅的な被害は免れたようです。
全体的にも霜と病害で収穫量が激減した2021年よりは好転しました。
5月末に開花が始まり、平均気温が過去の月平均を3℃上回り天候が良好、日本と同じで、6月の猛烈な暑さで干ばつの恐れが懸念されています。
暑い夏は病害の発生はなく、8月中旬の雨がブドウの樹に潤いを耐えて、偉大な1959年に匹敵するとも言われています。
数年、量の少ない年が続いたこともあり、2022年は生産者みなに笑顔が戻った年に。
ジュヴレ・シャンベルタン / Gevery Chambertin
9つのグラン・クリュを擁する、力強い男性的なワインを生み出すブルゴーニュワインの王様
コート・ド・ニュイ地区で最大の面積を持ち、最も多く9つのグラン・クリュがある代表的な村です。
ニュイ地区でヴォーヌ・ロマネ村と人気を二分する村。芳醇で力強く男性的なワインとして有名です。集落の背後にある背斜谷を境に北部・扇状地・南部に分かれます。
北部にはクロ・サン・ジャックなど代表するプルミエ・クリュが多く、扇状地にはコミュナルが中心、南部には9つの全グラン・クリュが生産されています。
グラン・クリュは標高約260~300mの東向きの斜面に並んでいます。土壌は区画によって異なりますが、グラン・クリュは茶色い土壌に泥土や砂利質の蓄積物で斜面は粘土石灰質。プルミエ・クリュは茶色い石灰質、コミュナルは茶色のカルシウム質と石灰岩の土壌に斜面から崩れ落ちた蓄積物や平野部の赤い泥土に覆われた泥灰岩で、この小石が多い土壌はワインにエレガンスを与え、粘土と貝の化石を多く含む泥灰岩が、ワインにボディを与えてくれます。
ぶどうはピノ・ノワールのみ使用可能で、北に位置するブロション村の一部が含まれます。