特級ラ・グランリュのすぐ上に位置する畑。
丘の中腹に植えられたブドウで、粘土石灰質に石が散らばった土壌。
この恵まれた立地条件がワインに繊細さ、優雅さ、滑らかさといったプリマドンナのような魅力を与えている。
樹齢45年。0.4ha。
※インポーター資料より。
ペロ・ミノ / Perrot Minot
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年3つ星生産者。アンリ・ジャイエからの薫陶。香り果実味豊かなワインスタイル。
モレ・サン・ドニに本拠を構えて家族4代に渡りワイン造りを行っています。
1973年、ドメーヌ・アルマン・メルムが2つに分かれ、現当主の父アンリ氏によりドメーヌ ペロ・ミノが設立されました。
90年頃まではワインは大半が桶売りされ、ドメーヌの評価もさほどでしたが、現当主のクリストフ・ペロが修行から戻り、評価が上がり、ワイン全量がドメーヌ元詰になりました。アンリ・ジャイエ氏の薫陶を受けたクリストフ氏は香り高く果実味豊かなワインスタイルです。
近年はテロワールの個性を重んじ、より繊細で複雑、調和の取れたワイン造りを行っています。有機栽培の肥料を極力使用し、農薬の使用量を最小限に抑えるリュットレゾネ農法を実施。
ドメーヌの所有するぶどう畑は樹齢が高く、クリマによっては100年を超える樹もあります。
自然に収量が制限されますが、収量が増える見込みの年は、ひと株あたりの房を6~7に調整します。収穫は手摘みで行い、畑で一度、さらに選果台において選果を行い除梗はヴィンテージにより50~100%14度で10日間の低温マセレーションを行います。
その後自然発酵がはじまり、醸しは優しくルモンタージュを行い、ピジャージュの頻度は少なめにします。
樽熟成は12~14ヶ月と短めで、トロンセ、ベルトランジュの樽を使用、焼き加減はミディアムです。
新樽率は村名で20%、それ以上は30%で行います。90年代のペロ・ミノは現在より濃厚で樽香も強かったですが、ルモンタージュ主体のやさしい抽出や新樽率を下げ、熟成期間を短くしたことによって、よりナチュラルなスタイルへと変化しています。
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- Vintage 2019
2019年、9のつく年はグレートヴィンテージ?低温と高温な1年
温暖な冬で生育が早くなると思われたが、大雨や6月の気温の低下で開花と結実が遅れます。夏は暑く9月の水不足にも見舞われ、前年より収穫は減少しますが、綺麗で豊かな酸と、ピュアなアロマが特徴になる9のつく年ならではの質の良いビンテージになりました。
ヴォーヌ・ロマネ / Vosne Romanne
世界最高峰の赤ワインが生み出される村
ヴォーヌ・ロマネ村とお隣のフラジェ・エシェゾー村を含む、8つのグラン・クリュはいずれも、世界最高峰のピノ・ノワールが生まれる、コート・ド・ニュイの赤ワインを代表する村です。
栽培区域は標高230~340mの斜面と一部集落のある平地に広がっています。
斜面は全体的に真東を向いていますが、村のほぼ中央から西から東に広がるコンクール背斜谷周辺では、北東向き(クロ・パラントゥー)、南東向き(オー・ブリュレ)などもあります。斜面は中腹では緩やかですが、南端部では比較的斜面が多きい場所もあります。
この村の中心には帯土壌は石灰岩が主体で、斜面上部は表面が薄く非常に小石や砂利が多くなります。
下部は石灰岩に泥灰岩層、平坦部では酸化鉄を多く含む粘土質で色も赤っぽく見える土壌です。他の村よりも粘土の含有が多く、リッチな味合いを生み出します。