ジョゼフ・コラン / Joseph Colin
ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2024年2つ星生産者。マルク・コランから独立した次期スター。
マルク・コラン次男で、19歳から仕事を始め、2017年から独立してドメーヌを起ち上げます。
実家から引き継いだ6.5haの畑から19のアペラシオンを造っています。実家から受け継いだ6.5haの畑で、除草剤や化学肥料を使用せずに、ぶどうを造っています。
ビオディナミ農法を意識し、赤ワインは75%除梗、圧搾はせず、発酵は土着酵母にて行う為、時間を掛けながら出来るだけ、手はかけるのを減らして行います。赤ワインは、新樽率は15~20%、樽熟成は12ヶ月間行い、月の満ち欠けにて澱引きし、瓶詰めまで2ヶ月休ませて濾過せず仕上げます。
白ワインは、収穫後全てプレスして、デブルパージュや低温浸漬などを行わず、土着酵母の発酵と同時に樽に移します。
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樽熟成は12ヶ月、バトナージュはせず、ウイヤージュと樽清浄を2週間に一度、12ヶ月後の新月とフルーツに日、花の日を選んで行います。
澱引きや清澄してから2ヶ月間休ませて、濾過をせず瓶詰めします。
- Vintage 2021
2021年は、自然の猛威に苦しんだ中の光あるヴィンテージ
ブルゴーニュ地方のぶどうへの病気等は想像以上に厳しい現実になりました。
暖冬で芽が出始め、4月前半の霜の被害、6月にあった大きな雹の嵐、夏の雨が多くミルデューが広がってしまい、9月の時点でこれほどぶどうの実がなっていないのは初めてとも言われ、ここ44年来の低収穫量になりました。ただ、この状況化で生き抜いたぶどうの品質はアロマ・糖度は申し分なく低収量ですが、最高のヴィンテージになるとの期待があります。
シャサーニュ・モンラッシェ / Cassagne Montrachet
白と赤、どちらも産出する銘醸地。
1879年に村名をシャサーニュ・ル・オーからシャサーニュ・モンラッシェ村に改名した村で、白ワインのイメージが強いですが、良質な赤ワインも産出する名産地です。
栽培面積も白ワインが約65%で赤ワインが35%と赤ワインが意外に多く、サントネイ村に抜ける県道113号の斜面下部は赤ワインに、斜面上部は白ワインに向いているなど言われています。ピュリニー・モンラッシェにまたがるグラン・クリュをあわせて3つあります。土壌は石灰岩で形成さえた母岩は、石灰質と粘土質、そして酸化鉄を豊富に含んだ泥土蓄積物で覆われています。
表土に散らばる小石は輻射熱の効果があり、水はけもより土壌になっています。