アルベール・グリヴォ / Albert Grivault
グラン・クリュ昇格の可能性を秘めたモノポール’’クロ・デ・ペリエール’’を所有するムルソー名門ドメーヌ。
ムルソーの名門ドメーヌで、クロ・デ・ペリエールは初代アルベール・グリヴォが1879年に購入したモノポール畑です。
その他現在は6haのブドウ畑を所有し、ドメーヌはアルベール・グリヴォの孫にあたる、ミシェル・バルデ夫妻が運営。
のちに、娘のクレアと息子のアンリ・マイクが跡を継ぐ予定です。白ワインの醸造法は、手摘みしたブドウを圧搾し、オーク樽で発酵。新樽率は村名ムルソーで10%、1級ペリエールとクロ・デ・ペリエールが20%、ブルゴーニュ・ブランは古樽のみ。
翌年の収穫前に瓶詰めするので、熟成期間はすべてのアペラシオンにおいて11ヶ月です。
赤ワインは除梗したのち、発酵させ全部で18ヶ月熟成させます。リッチさばかりが強調されたムルソーの多い中、ミネラルのしっかりしたグリヴォのワインは飲み手に多少の忍耐を要求するものの、じつに貴重な存在です。
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クロ・デ・ペリエールがグラン・クリュに昇格する日も近いのではないでしょか。
- Vintage 2020
2020年は、最も早くに生育がはじまったヴィンテージ
冬が暖かく、自然にぶどう樹の発芽も早く確認されます。5月の霜の被害もあまり出ず、5月半ばから気温が上昇し夏になっても例年を超える暑さがより生育を早めていきます。白ワインは素晴らしいアロマ、赤ワインは濃縮感を感じられるヴィンテージです。
ポマール / Pommard
肉付きのよさとしっかりしたタンニンを持つワインが産出される赤ワインのみの生産地。
フランスで最も早くアペラシオンを獲得した村のひとつで、ブルゴーニュの典型的な生産村の形であり、集落を扇状地に集めて、ぶどう栽培に向いた土壌をなるべく畑に当てるようにしている正方形の町並みです。
栽培区間は標高245~375mで、上部に行くにしたがって、非常に斜面が険しくなっています。斜面中腹にプルミエ・クリュ、上部と下部がコミュナルです。クリマの大部分は、母岩が泥灰石灰岩で表面は粘土石灰岩で、表土は粘土灰土壌。ボーヌ側の斜面には最もなめらかでエレガントな畑(レ・グラン・ゼプン)があります。
南向きの斜面にはより果実味、肉付きがよいしっかりしたタンニンで男性的な味わいの産地です。